はやぶさ2が撮影した小惑星トリフネの姿 JAXAが画像公開

2026/07/06 16:14 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、探査機「はやぶさ2」が小惑星「トリフネ」に接近して撮影した画像を公開した。中央にくびれがある個性的な姿をくっきりと捉えた。

 はやぶさ2は5日午後6時半ごろ、秒速5キロの猛スピードでトリフネに接近し、通り過ぎる一瞬のうちに搭載したカメラで撮影した。天体の近傍を通過する飛行は「フライバイ」と呼ばれる。

 トリフネは長径約800メートル、短径約400メートルと推定されていた。今回の観測結果に基づき、より正確な大きさも推計する。

 今回の観測は、地球への小天体の衝突を回避する「プラネタリーディフェンス(地球防衛)」の技術獲得につなげる狙いがある。狙った小天体に探査機を近づけられるようになれば、危険な小天体に探査機をぶつけて軌道を変えることも可能になる。

 地球に接近する小惑星で発見済みの約4万2000個のうち、探査機が接近して詳細な画像撮影に成功したのはこれで7例目となった。これまでに撮影された小惑星は、はやぶさ2が探査した「リュウグウ」、先代のはやぶさが探査した「イトカワ」などが含まれる。

 はやぶさ2は2014年12月に打ち上げられ、20年12月にリュウグウの砂が入ったカプセルを地球に届けた。燃料に余裕があり機体も健全だったことから、追加で今回の「拡張ミッション」に挑むことになった。今後は31年7月に最終目的地の小惑星「1998KY26」に到着する予定だ。【木許はるみ】

毎日新聞

社会

社会一覧>