新検事総長の川原氏「国民の信頼が基盤と肝に銘じる」 不祥事相次ぎ
12日付で東京高検検事長から検事総長に就任した川原隆司氏(61)が同日、東京・霞が関の最高検で記者会見した。不適正な取り調べや検事が元容疑者と性的な関係を持つなどの不祥事が相次いでいることに「検察活動は国民の信頼を基盤に成り立っていることを肝に銘じる」と述べた。
取り調べを巡っては、大阪地検特捜部の事件で「検察なめんなよ」などと発言した田渕大輔検事と、東京地検特捜部の事件で「黙秘を人のせいにするな」と発言した堀木博司検事が特別公務員暴行陵虐罪で刑事裁判を開く付審判決定を受けた。東京地検特捜部の捜査で取り調べた元容疑者の女性と性的な関係を継続したとして、特捜部の主任だった検事が7月に懲戒免職処分となった。
川原氏は「職員が高い倫理観を持って適正に検察権を行使できるよう検事総長として全力を尽くす」とした。第三者委員会の設置など「外部の目」を取り入れるかとの質問には、全職員を対象としたハラスメント調査に客観的な視点を加えることを検討しているとし、「働きやすい職場環境を構築したいと考えている」と述べるにとどめた。
12日付で検事総長を退任した畝本直美氏(64)も記者会見し、国民の信頼を揺るがすような不祥事が続いたことを陳謝。女性初の検事総長を務めた2年間について「女性ならではの視点でやったことはない。現在は新任検事の半数近くが女性。性別・年齢・官職の別にとらわれず議論できることが何よりも重要だ」と振り返った。
畝本氏は2024年10月、再審無罪となった袴田巌さん(90)の控訴断念に際して検事総長談話を発表。袴田さん側は、談話は袴田さんを犯人視するものだとして国家賠償訴訟を起こしている。畝本氏は「談話は検察の判断プロセスを説明したもので、袴田さんを犯人視するものではない」と説明した。
一方、袴田さんの弁護団も12日、オンラインで記者会見を開き「畝本氏は検事総長の職にありながら、袴田事件という重大な冤罪(えんざい)事件がなぜ起きたのか真摯(しんし)に検討しようとしなかった。残念だ」と述べた。【五十嵐隆浩、後藤佳怜】
-
ハンセン病国賠訴訟、カネミ油症患者救済… 坂口力さん悼む声
7日に92歳で死去した元衆院議員の坂口力さんは、厚生労働相時代、ハンセン病国家賠償訴訟で国に控訴断念を働きかけ、国内最大の食品公害「カネミ油症」の患者救済にも…社 会 2時間前 毎日新聞
-
「うざかった」盗んだバイク乗り交番に花火噴射疑い 2少年逮捕
夜空に上げる花火はその日、真新しい交番に向かって水平に放たれた。東京都足立区。警察官は火の粉を浴びかけ、2人の少年がバイクで走り去った。 「交番の警察官に花…社 会 2時間前 毎日新聞
-
「風化したら本当に嫌」 日航機墜落事故41年、記憶の継承課題
日本航空(JAL)のジャンボ機が群馬県上野村の山中に墜落し、乗客乗員520人が犠牲になった事故から12日で41年を迎えた。遺族の高齢化が進み、記憶の継承が課題…社 会 3時間前 毎日新聞
-
「エンゼル税制」悪用の3.6億円脱税事件 会社役員を起訴
スタートアップ企業への投資で税制優遇が受けられる「エンゼル税制」を悪用し、所得税約3億6700万円を脱税したとして、横浜地検特別刑事部は12日、横浜市旭区の会…社 会 4時間前 毎日新聞
-
不発の花火が地面付近で発火か 親子3人やけど 伊東の夏祭り
静岡県伊東市は11日、10日夜にあった「按針祭海の花火大会」で、打ち上げた花火の一部が観覧エリア近くに落下し、観客3人がやけどしたと発表した。花火大会は8日に…社 会 5時間前 毎日新聞













