千葉豪雨で浸水被害 大網白里市に県内外から災害ボランティア

2026/08/18 05:45 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 13、14日の豪雨で大規模な浸水被害に見舞われた千葉県大網白里市で、災害ボランティアが活動を始めた。17日は県内外から30人近く集まり、家屋の片付けや家財の搬出などを手伝った。

 大網白里市ではJR大網駅の周囲などが冠水。県によると、50棟が床上浸水した。

 同市駒込の住宅街にある阿部倉彩子さん(46)宅では数人のボランティアや社会福祉協議会のスタッフらが集まり、水につかったタンスやベッドなどを運び出して軽トラックに積み込んだ。阿部倉さんによると、13日深夜から浸水が始まり、日付が変わるころには、膝のあたりまで水が押し寄せた。家族は2階に避難し無事だったが、駐車場の軽乗用車は動かなくなった。

 作業に当たった埼玉県朝霞市の角政美さん(73)は2011年の東日本大震災のころからボランティアを続けているという。大網白里市は長女の夫の出身だったことも縁に感じて駆けつけた。角さんは「浸水範囲は思ったよりも広いですね」と話し、額の汗をぬぐった。今日一日で4軒を回る予定だという。

 茨城県土浦市の小学校教諭、松本幸子さん(60)は学校の休みを利用して駆けつけた。松本さんは「本当に困っている人たちの役に立てれば」と笑顔で話した。阿部倉さんは「搬出に困っていたので本当に助かりました」と話した。

 近くの3階建てアパートでは、ボランティアが畳の搬出などに当たっていた。1階の男性(59)は床上浸水のため家族とともに2階に避難し、家財のほとんどが水につかった。男性は「ボランティアには感謝の気持ちでいっぱいだが、(市にお願いしていた)ブルーシートや長靴は届かない。なんとかしてほしい」と嘆いた。

 市川市の会社員の男性(66)は「(ボランティアに)来る途中、道路に放置された車の数に驚いた。大きな川があるわけでもないのに、これだけの豪雨被害が起こるとは」と話した。【近藤卓資】

毎日新聞

社会

社会一覧>