花巻東、鶴岡東、山形中央などが準々決勝へ 高校野球秋季東北大会

2024/10/13 15:26 

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 高校野球の秋季東北大会は13日、福島県いわき市のヨークいわきスタジアムなどで2回戦4試合が行われ、花巻東(岩手2位)、鶴岡東(山形1位)などが準々決勝に駒を進めた。

 今夏の甲子園出場の花巻東は秋田商(秋田1位)に8―0、鶴岡東も久慈(岩手3位)に8―1でともに初戦をコールドで制した。

 山形中央(山形3位)は一関学院(岩手1位)に3―1で快勝。日大山形(山形2位)は3―2で八戸学院光星(青森2位)との接戦を制した。

 14日は休養日となり、15日は準々決勝2試合が行われる。【牧野大輔】

 ◇山形中央・佐藤優気選手

 <二回に先制の2点適時打を放った>

 打ったのは外角高めのスライダー。最初はタイミングが合わなかったが、ベンチから「気持ちだ」と声をかけられ、とにかくフルスイングしてやろうと思った。先制すればチームも楽になる。打てて良かった。

 <守っては先発の小坂楓投手を好リード>

 狙ったところに変化球も直球も投げてくれる。相手打者の(ヤマを)張っているボールを観察してタイミングを崩すことを意識した。(終盤にはランナーを背負い)小坂には「ランナーは自分がなんとかするから、バッターに集中しよう」と声をかけた。(岩手1位の一関学院を破ったが)ここでうれしがってはいけない。次(の試合)までに今日の反省点をつぶしていく。

 ◇日大山形・荒木準也監督

 <1点差の接戦を制した>

 打線も投手陣も、うちが先手先手で行けたのが良かった。夏からメンバーが大きく変わり、粘り強く守ることをテーマにしている。先発した土田(健琉)も、本田(聖)もいつも通りしっかり投げてくれ守り切ることができた。

 <この日は53歳の誕生日>

 試合前、ハッピーバースデーの歌を(選手たちが)偉そうに呼び捨てで歌ってましたね(笑い)。僕は淡々とやろうとは思っていたが、選手もみんな(勝ちたい)意識はあったと思う。なので本当によくやってくれた。

 <次戦は山形中央との山形県勢対決に>

 あの投手(小坂楓投手)からどう点数を取っていくか考えなくてはいけない。でも次もしっかり守り切るのは変わらない。今日と同じく投手もつないでいきながらやっていく。

毎日新聞

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