「侍ジャパンで中軸」が目標 楽天ドラフト1位 明治大・宗山塁内野手 

2024/10/24 20:29 

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 楽天は24日、プロ野球ドラフト会議で明治大・宗山塁選手を1位で指名し、交渉権を獲得した。西武、広島、日本ハム、ソフトバンクとの競合の末に指名された宗山は「この日を迎えるために野球を頑張ってきたので、その成果として(5球団に)評価してもらえたことがうれしい」と晴れやかな表情で語った。

 楽天がくじを引き当てると、会場に集まったチームメートから歓声が上がったが、宗山選手は表情を崩さなかった。「5球団に指名されたのは驚いたが、いつも通り平常心でいようと思っていた。どの球団に選ばれてもそこで頑張るだけ」と胸の内を明かした。

 走攻守三拍子そろった「大学ナンバーワン遊撃手」との評価だった。明治大では1年春に東京六大学リーグでデビューし、2年春には打率4割2分9厘で首位打者を獲得した。現在は秋季リーグ戦の途中だが、リーグ歴代8位タイとなる通算116安打をマーク。「田中(武宏)監督に買ってもらった守備力、自分が強みとしている総合力を評価してもらった」と喜んだ。

 プロでの目標は「侍ジャパンで中軸を任せてもらうこと」と先を見据えた上で、「開幕から試合に出て、新人王を獲得すること」を強調した。さらに「ショートで試合に出られるようになりたい」と話し、4年間守り抜いた守備へのこだわりも見せた。杜(もり)の都で「球団やファンに愛される選手」を目指す。【磯貝映奈】

毎日新聞

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