フィギュア・GPカナダ 世界女王・坂本花織らが会場で練習

2024/10/25 00:36 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダの公式練習が24日、カナダ東部のハリファクスの大会会場であり、世界女王の坂本花織選手(シスメックス)らが参加した。

 坂本選手は曲をかけた練習ではフリーを滑った。前半はダブルアクセル(2回転半ジャンプ)からの3連続ジャンプなどを着氷。後半のジャンプでは勢い余って跳び終えた後にフェンスにぶつかる場面もあったが、その後も演技を続けた。度々、リンクサイドで今回同行しているグレアム充子コーチが撮影した動画を確認するなどして、調整した。日本の女子は吉田陽菜選手(木下アカデミー)、松生理乃選手(中京大)も滑り、氷の感触を確かめた。

 練習後の坂本選手は「ショートプログラム(SP)はいつも通り落ち着いてやりたい。フリーはこの(ジャンプ)構成で今季3試合目になるんですけど、まだ不安定なところもあるので、今回のカナダで良い1歩が踏み出せるような演技になったら。内容重視でいきたい」と語った。

 男子で日本の山本草太選手(中京大)、佐藤駿選手(エームサービス・明大)は24日午後の練習に登場。いずれもSPの曲をかけて練習した。山本選手は4回転サルコウで両足着氷となったが、冒頭の4回転―3回転の連続ジャンプやトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はクリーンに着氷。「現地に入って上り調子にはなってきたかな。練習はしてきたので、自分を信じて最後まで思い切っていけたら」と語った。

 佐藤選手は冒頭に予定する4回転ルッツの回転が抜けた。練習全体を通じてルッツには苦戦した様子だったが「(感触は)いつもの感じというか、海外の氷だなと。でも、そんなにジャンプは悪くなかった」と適応に自信を見せた。

 大会は25~27日の3日間行われる。【ハリファクス倉沢仁志】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>