イチローさん「野球の魅力は人との出会い」 米殿堂入りで一問一答

2025/01/22 10:34 

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 今年の米国野球殿堂入り表彰者が21日(日本時間22日)発表され、米大リーグ通算3089安打をマークしたイチローさん(51)=本名・鈴木一朗、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が、アジア人で初めて選出された。

 殿堂入り発表の中継に登場したイチローさんの主な談話は以下の通り。

 <選出されたことはどんな意味があるか>

 まず2001年に(米大リーグへの)挑戦が始まったが、当時、僕が2025年の今日、ホール・オブ・フェーム(殿堂入り)の発表の場にいられることはまったく想像できなかった。MLBでプレーすることすらできるのかどうか、という議論がたくさんあったので、僕個人としてもそうですし、日本のプレーヤーとして初めてということで、大変光栄なことだと思っています。

 <どのようにシアトルでプレーすることが決まったか>

 当時のポスティングシステムのルールは、一番ビッド(入札額)が高いチームが権利を得る。その1チームしか交渉できないわけで、それがマリナーズだった。

 <野球をやっていて一番喜びを感じたのはどういう時か>

 野球の魅力はゲームそのものにもちろんあるんですけど、多くの人に出会えるということだと思います。

 多くの人との出会いが、自分を作ってくれる。自分を作ってくれた。それが何よりの財産であり、楽しいことと言えると思います。

 <殿堂入りメンバーで会いたい人はいますか>

 難しい質問ですけど、今もマリナーズでユニホームを着て、選手たちと一緒に練習しているんですが、(マリナーズの本拠地がある)シアトルではない特別な場所。(米国の野球殿堂博物館がある)クーパーズタウンで、(マリナーズでかつてチームメートだった)ケン・グリフィー・ジュニア、エドガー・マルティネス。この2人と会うことをすごく楽しみにしています。それと、久しぶりに(ヤンキースでチームメートだったデレク・)ジーターですね。

毎日新聞

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