王貞治・ソフトバンク球団会長が１６日、東京都内で報道陣の取材に応じ、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が１６日（日本時間１７日）のパドレス戦で２季ぶりに登板することについて、「大丈夫かな。ちょっと早いんじゃないかな。ただ、出られるようになったのは喜ばしいこと」と、やや心配しながらも歓迎した。

　王さんは「打って、投げて、走っては我々の時代は考えられないよね」とたたえた。

　盟友だった長嶋茂雄さんが今月亡くなったばかり。それを踏まえて、「彼（大谷）はまだ野球人生の中の半分までいっていない。これからの野球人生を含めてみれば、そういう（長嶋さんのような）大きな存在になれるでしょう」と評価した。【岸本悠】