巨人・田中将大またも200勝ならず 長引く足踏み、ラストチャンスへ

2025/09/21 19:50 

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 ◇○中日5―2巨人●(21日・バンテリンドーム)

 レジェンド右腕にとってもどかしい時間が続く。巨人の田中将大は六回途中5失点で4敗目を喫し、日米通算200勝達成はまたもお預け。「こういう投球しかできなかった自分にフラストレーションがたまる日だった」と自身への憤りを隠せなかった。

 一回に味方が2点を先取し、幸先の良いスタートだった。だが、打線の援護に応えられない。直球の制球が乱れ、変化球に頼らざるを得なかった。

 象徴的だったのは1点リードの二回。1死一塁で8番・石伊雄太に対し、1ストライクから直球が2球続けて外れた。カウントを整えたい4球目。ストライクを取りにいったスライダーが真ん中に入り、逆転の2ランを浴びた。

 その後は粘りながらも、六回に細川成也に痛恨の適時三塁打を許して降板。「一、二回がひどかった。すべてにおいて長打が絡んでしまい、もったいない結果になった」と肩を落とした。

 200勝に王手をかけてから3戦連続で足踏みだ。それでも阿部慎之助監督は28日のヤクルト戦(神宮)での先発登板を示唆した。実質、今季のラストチャンスとなる可能性が高い。残り1週間でどこまで修正できるか。【牧野大輔】

毎日新聞

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