「プレスをかければ何かが」 清水・呉世勲が衝撃のキックオフ弾

2026/04/05 20:06 

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 ◇J1百年構想リーグ(5日・ピーススタジアムbySoftBank)

 ◇○清水エスパルス3―0V・ファーレン長崎●

 「狙っていました」

 韓国代表経験もある清水のFW呉世勲(オ・セフン)が、電光石火の一撃で長崎の戦意を喪失させた。

 キックオフで長崎が、自陣中盤にいたGK後藤雅明へ直接ボールを送った。

 すると「プレスをかければ何かが起きる」と考えていた呉世勲が、ボールめがけて猛然とダッシュした。

 ボールを遠ざけようと後藤が右足で蹴った次の瞬間、滑り込んだ呉世勲の右足にボールが当たり、そのまま数十メートル先の長崎ゴールへ吸い込まれた。

 キックオフから時間にして10秒以内での得点は、試合を支配する1点にもなった。

 清水は攻守で長崎を圧倒し、前半4分には19歳のMF嶋本悠大がJ1初ゴールを決めた。さらに前半終了間際には呉世勲がPKでこの日2点目を奪った。清水の吉田孝行監督は「前半はかなりつなぐことができ、狙い通りだった」と振り返った。

 呉世勲は今季、J1町田から3年ぶりに清水へ復帰した。

 194センチの長身ゆえ、前線でボールを収めることもでき、相手の脅威になる。昨季は2ゴールにとどまったが、今季は早くも5ゴールと好調だ。

 「サッカー人生でこんなに早い時間にゴールを決めたのは初めて」と笑顔を見せ、「やるべきことをやらなければ劣勢になるだけ。チームがもっとよくなる手応えがある」と自信を深めていた。【林大樹】

毎日新聞

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