「この経験はノルウェーを変える」 ハーランド去る サッカーW杯

2026/07/12 22:15 

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 ◇サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会・準々決勝(11日・米マイアミ競技場)

 ◇○イングランド2―1ノルウェー●

 1点を追う延長後半。ノルウェーのソルバッケン監督の決断に会場がどよめいた。何が何でも得点が欲しい場面で、絶対的エースのハーランド(マンチェスター・シティー)をベンチに下げたのだ。

 悔しさを隠しきれず、顔を覆う仕草を見せたハーランドだが、この日は厳しいマークを受けて仕事を果たせなかった。

 象徴的だったのが、1―1の後半10分にノルウェーの右CKで、こぼれ球をヘゲム(ボローニャ)が左足で押し込みネットを揺らした場面だ。勝ち越しを確信した選手たちは歓喜の輪をつくったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でゴールは取り消された。

 原因は直前のハーランドにあった。相手の徹底マークを振りほどこうとして、両手で押し倒していた。

 ここまで7得点。決勝トーナメント2回戦ではブラジルから2点を奪った大型ストライカーは、警戒を最大限に強めた百戦錬磨のイングランドの守りに、この日は沈黙した。

 最後は不本意だったかもしれないが、チームを躍進に導いた功績は絶大だ。28年ぶりに出場したW杯でノルウェーが初の8強入りを果たせたのは、ハーランドなしにはあり得なかった。

 新たな歴史を作ったハーランドは「この経験はノルウェーを変えるものだと思うし、僕も変わったと信じている」と、取材エリアでは笑顔も見せた。【マイアミ高野裕士】

毎日新聞

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