任天堂、スイッチ2を値上げ 長期間にわたるコスト上昇を考慮

2026/05/08 18:31 

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 任天堂は8日、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を値上げすると発表した。国内専用モデルは25日から1万円高い5万9980円となる。2026年3月期連結決算はスイッチ2の販売が好調で、売上高が前期比98・6%増の2兆3130億円で過去最高となり、初めて2兆円を突破した。

 営業利益は27・5%増の3601億円、最終(当期)利益は52・1%増の4240億円だった。25年6月に発売したスイッチ2の世界販売は、26年3月末で1986万台。これまでの任天堂のゲーム機で過去最速ペースという。同時発売のソフト「マリオカート ワールド」なども好調だった。

 ただ、半導体メモリーを含む部材の価格高騰や円安の長期化で、採算性は悪化していた。海外専用モデルや、発売から10年目を迎えた初代「ニンテンドースイッチ」も値上げする。

 古川俊太郎社長は8日の記者会見で値上げについて「(スイッチ2の)普及を最優先したい気持ちもあったが、コスト上昇を長期間にわたって負担するには難しい部分があった」と説明。原油高騰などあらゆるコスト上昇が今後も想定されているとして「グローバルでの事業性を考慮した」と話した。【安西李姫】

毎日新聞

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