ベースは最新の「N700S」 台湾へ出荷する新型車両お披露目

2026/07/31 06:15 

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 山口県下松市の日立製作所笠戸事業所で30日、台湾高速鉄道(台湾高鉄)から受注した新型高速鉄道車両「N700ST」の出荷セレモニーがあった。JR東海の最新型新幹線「N700S」をベースにした先頭車両が日台の関係者約230人にお披露目された。

 日立と自走用バッテリーなどを受け持つ東芝の企業連合「HTSC」は2023年5月、台湾高鉄から新型車両144両を約1240億円で受注した。このうち日本車輌製造(名古屋市)に委託した48両を除く96両が笠戸事業所で製造される。

 台湾高鉄は日本の新幹線「N700系」をベースにした台湾版新幹線を台北―高雄間(約350キロ)で運行している。新型車両は27年夏ごろから最高時速300キロで営業運転を開始し、輸送力の増強を図るという。

 お披露目されたのは、最初に完成した1編成12両の先頭車両。白い流線型の両サイドに台湾高鉄のシンボルカラーのオレンジと黒のラインを入れてスピード感を表現した。

 日立の鉄道ビジネスユニットCEOのジュゼッペ・マリノ執行役専務は「山口県から世界へ、ものづくりの力を発信できて誇りに思う」とコメント。式典に招かれた下松市の国井益雄市長は「かっこよく、乗ってみたいと心が躍る。製造には多数の地元企業が関わっており、地域の景気も高揚する」と期待した。【峰下喜之】

毎日新聞

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