NY原油100ドル突破 5月以来の高値 米長期金利は急上昇

2026/09/11 12:36 

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 10日のニューヨーク原油先物相場で指標となる米国産標準油種(WTI)が1バレル=100ドルを突破し、102・48ドルで取引を終えた。終値としては5月中旬以来、約4カ月ぶりの高値。原油高による物価上昇(インフレ)懸念が強まったことで、同日の債券市場では、長期金利の指標となる10年物米国債利回りが5%間近まで急上昇して約3年ぶりの高水準となった。

 原油高の背景には、イラン情勢の混迷の深まりがある。足元では船舶への攻撃が米国とイランの双方で相次ぎ、イランが支援するイエメンの武装組織フーシ派の活動も活発化。軍事衝突の拡大への懸念が高まっている。正常化に向けた糸口も見えず、原油供給に対する不安が一段と強まった。

 原油価格が節目の100ドルを突破したことで、輸送コストなどの増大を通じ、日本や米国を含む世界各国でインフレ圧力が強まるとみられる。原油価格の上昇基調が続けば、世界経済にも打撃をもたらす恐れがある。

 市場では、米イランの戦闘が激化するほど、原油価格が1バレル=120ドルを上回るリスクが高まるとの声が出ている。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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