三菱商事元社員がインサイダー疑い 証券監視委、課徴金納付勧告

2026/10/09 20:03 

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 株式の公開買い付け(TOB)を巡り職務上知った公表前の情報を基にインサイダー取引をしたとして、証券取引等監視委員会は9日、金融商品取引法違反の疑いで、三菱商事元社員の東京都の30代男性に対し、計187万円の課徴金を納付させるよう金融庁に勧告した。

 監視委によると、当時三菱商事社員だった男性は2024年5月28~29日、三菱商事の子会社が関与する永谷園ホールディングスへの公開買い付けを巡り、職務上知った未公開情報を基に、自己名義口座でTOBの実施前に永谷園の計2000株を現物取引で439万5600円買い付け、TOB公表後に全株を620万円で売り抜けた。約180万円の差益があった。

 三菱商事によると、男性は既に懲戒解雇処分で同社を退職。同社の担当者は「このような事態が発生したことを社として重く受け止めており、関係者の皆様に深くおわび申し上げます」などとコメントした。

 監視委の担当者は「法令を順守し株取引に高い規範意識を持つことが求められる上場企業に在籍していた立場でありながら、職務に関して知った情報を基にインサイダー取引を行った悪質な事案だ」と指摘した。【山田豊】

毎日新聞

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