米国産生ジャガイモの輸入が解禁される? 農家が抱く懸念は

2026/10/13 17:30 

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 カレーや肉じゃがなど、日本食卓に欠かせないジャガイモ。米国産ジャガイモ輸入解禁についてQ&A形式で分かりやすくまとめました。

 Q 昨日、お父さんがジャガイモ入りのカレーを作ってくれたよ。ジャガイモ大好きなんだ。

 A ジャガイモ、おいしいですよね。そのジャガイモですが、米国産のものが今後、店頭に並ぶかもしれません。第1次トランプ政権が2020年、スーパーや外食産業などで使うための生ジャガイモの輸入解禁を日本に要請しました。世界貿易機関(WTO)の取り決めなどで、他国から求めがあった場合、協議に応じる義務が生じます。日本は06年、厳格に管理したポテトチップス用に限り、輸入を認めています。それ以外の生のジャガイモの輸入については現在、政府が解禁を検討中です。

 Q 海外からの輸入が行われると、値段が安くなるなど、メリットが多いのでは?

 A 良いことばかりではありません。農家にとっては競合することにより、国産ジャガイモの値段が下落する心配があります。ただ、生産者からは、「輸入に伴う病害虫の侵入が一番の問題」との声が多いです。

 Q どんな害虫なの?

 A 北海道網走市で15年、病害虫の「ジャガイモシロシストセンチュウ」が日本で初めて確認されました。1ミリほどの大きさで人には無害ですが、根に寄生するとジャガイモの育ちを悪くします。そうなると収穫量への影響も出てしまいます。農家からは「ジャガイモは自給できているのになぜ輸入するのか」などの疑問が出ています。

 Q 日本への輸入はどうなるの?

 A 農林水産省はこれまでの科学的な調査で、国内で被害が懸念される病害虫21種類を洗い出し、リストとして公表しました。今後はリストに基づき、病害虫の侵入を防ぐための対策などについて、日米で協議をすることにしています。政府は「輸入解禁という結論ありきではなく、科学的根拠に基づいて判断する」と話しています。【鶴見泰寿】

毎日新聞

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