荒川静香、東北復興への思い「今を大切に、一歩一歩進んでいく」

2025/01/22 16:08 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東北復興への思いを語った荒川静香 (C)ORICON NewS inc.

 プロフィギュアスケーターの荒川静香(43)が22日、都内・復興庁記者会見室で行われた『2025年大阪・関西万博 復興庁万博企画 キックオフイベント』に登壇。「復興庁 2025大阪・関西万博復興PRアンバサダー」に就任し、東北復興への思いを語った。

【全身ショット】復興大臣・伊藤忠彦氏とともに万博での企画をアピールした荒川静香

 荒川は震災後の支援について、「震災直後には現地に足を運びまして、私が育った宮城県を中心に、救援物資を詰め込んだ車で被災地を回り、慰問したりして、たくさんの方とお話をさせていただきました」と話し、「その後は被災した農家さんのお話を伺い、どのように立ち直ってきたのか、どういった支援が力になったのか話を伺って、それを離れた地域の方にお伝えするということもしました」と明かした。

「大切だなと思ったのは、(被災した)たくさんの方が感じてきたことを、遠くに住むより多くの人に伝えて、支援の心を持ち続けること。離れているところでもできる人ができることを続けていく、取り組みを考えていく機会ができたらいいなと思います」と伝えた。

 また、被災地に向けて、「常に『今』最善を尽くしていく先に先に未来へとつながる道 共に!!」とメッセージを送った荒川。「ひとりではなく、みんなの力を合わせて進んできたことが復興につながっていると思いますし、私自身、常日頃大事にしている思いです。今一日一日を大切にした先に、夢や目標が一歩一歩進んでいくと思います。それがよりよい未来につながっていくと信じていくことで力に変わっていくと思います」と思いを込めて語った。

 2025年大阪・関西万博では、世界中の国々の人々が半年間にわたり集い、いのち輝く未来社会を世界と共に創造することを目的として行われる「テーマウィーク」が実施される。復興庁は、「未来のコミュニティとモビリティウィーク」において、被災地発の未来社会に向けた「震災伝承・災害対応」、「食と水産」、「最新技術」、「福島国際研究教育機構(F-REI)」など、大きく4つをテーマとする「復興のストーリー」を展示する。

 また、2月8日、9日、11日に、福島県、宮城県、岩手県の伝承施設で「2025年大阪・関西万博 復興庁展示 100日前イベント」を開催することが決定し、イベントでは伊藤復興大臣が開催の詳細を説明した。
ORICON NEWS

エンタメ