小説家・久我有加さん、死去 徳間書店Chara編集部伝える「本当に悔やまれてなりません」

2025/05/12 17:18 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

小説家・久我有加さん、死去

 徳間書店Chara編集部は12日、公式サイトを更新し、小説家の久我有加さんが4月24日に病気のため亡くなっていたことを発表した。

【画像】小説家・久我有加さん、死去を伝える「報告全文」

 同サイトでは「株式会社徳間書店 Chara編集部一同」名義で、「久我有加先生 逝去のお知らせ」と題し、「小説家の久我有加先生が、2025年4月24日にご病気のため逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と報告。

 続けて「久我先生は2019年にキャラ文庫より『寮生諸君!』を上梓され、その後、『獲物を狩るは赤い瞳』「満月に降臨する美男」『新入生諸君!』『彼岸花は僕だけにささやく』と、大正ロマンから近未来SFやホラーなど、多岐にわたる内容の秀作をご執筆いただきました」と振り返り、「時代設定や物語の世界をリアルに丁寧に描写され、夢を追い求める主人公や愛する人を守る凛とした青年など魅力的なキャラクターを生み出し、多くの読者の皆様に愛される作品を生み出していただきました」とその功績を称えた。

 さらに「そして、2023年の小説Chara vol.49掲載の『いずれ恋人になる予定です』が最後の作品となりました。もっと多くの先生の作品を皆様にお届けできないことが、本当に悔やまれてなりません」と早すぎる死を惜しみ、「読者の皆様には、これからも久我先生が残してくださった物語を愛していただき、末永く読み続けていただけますよう、心より願っております」とつづった。

 そして「なお御葬儀はご家族にて執り行われましたため、お手紙や御供物や贈り物等はご遠慮いただきますようお願い申し上げます」と呼びかけ「久我有加先生の生前の多大なご功績に敬意と感謝を表し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と結んだ。
ORICON NEWS

エンタメ