『マジカル頭脳パワー!!』23年ぶり復活 永井美奈子がMC続投「最高のクイズ番組だったな」…

2025/05/17 06:00 

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『マジカル頭脳パワー!!2025』(C)日本テレビ

 日本テレビ系クイズ番組『マジカル頭脳パワー!!』が24日に放送され、23年ぶりの復活を果たすことが17日、発表された。

【写真】2025年に人気番組が復活!『マジカル頭脳パワー!!2025』MC

 『マジカル頭脳パワー!!』は、1990年に番組がスタートし、日本テレビ系で9年間放送された。最高世帯視聴率31.6%を記録したクイズ史に残る伝説の番組が進化を遂げてスペシャル番組として復活。山里亮太と永井美奈子がMCを務める。かつて解答者として出演していた、所ジョージ、間寛平らレジェンド解答者も参戦。令和の有名人たちが集結し、「マジカルシャウト」などの名物クイズに加え、進化した新クイズにも挑戦する。

 『マジカル頭脳パワー!!2025』は、24日午後7時から午後8時54分まで放送される。MCのほか、所、寛平、久本雅美、井森美幸、松村邦洋、加藤紀子、アンミカ、大橋和也(なにわ男子)、カンニング竹山、田中卓志(アンガールズ)、清原博、ドランクドラゴン、ロッチ、平愛梨、浜口京子、パトリック・ハーラン、丸山桂里奈、本並健治、狩野英孝、松村沙友理、和田まんじゅう(ネルソンズ)、紺野ぶるま、酒井貴士(ザ・マミィ)、信子(ぱーてぃーちゃん)がゲスト出演する。

 放送に先立って、永井からコメントが到着した。

【コメント全文】
――今回『マジカル頭脳パワー!!』が23年ぶりに放送されると聞いた時の感想を聞かせてください。
正直に「やっぱり面白い番組だからなぁ」と思いました。単純に「見たい!」思っていたら、お声がけをいただきうれしかったです。「勘を取り戻せるかな?」と不安だったので、過去の映像をたくさん見ました(笑)。

――過去の映像を見ていかがでしたか。
「こんなこと私言っていたかな?」というのもありましたが、やっぱり面白いですよね。
私には23歳と18歳の子どもがいるんですけれど、番組を見ていない世代の子どもたちの遊びにもなっていて、周りでもみんな“マジカルバナナ”は知っているんです。例えば、あの“せっせっせのよいよいよい”の手遊びみたいに昔からある子どもの遊びになっているみたいです。ママ友が子どもたちに「これは美奈子さんがやっていた番組なんだよ」と言うと「ええー!」って驚くという経験が、何度もありました。

――永井さんから見た『マジカル頭脳パワー!!』の魅力を教えてください。
あらゆる意味で究極に面白いものを目指しているところですね。面白いものにするために妥協しないというか。クイズとはいえ、エンターテインメントだということが、本当にすみずみまで行きわたっていて。演出の五味一男さんが目指しているものを全員がわかっていて、すべての出演者、スタッフが同じ方向を向いていて、究極のエンターテインメントを作り上げようとするんです。マジカルはそういうチームで、最高のクイズ番組だったなという思いがあります。

今回、当時からのスタッフもちらほらといらっしゃったので、「あ、チームが戻ったな」と感じました。当時もレギュラー番組は1時間放送だったんですけれども、収録は3時間かけていたんです。凝縮された面白いエッセンスしか残ってないっていうところまで作り込む。あらゆるところで妥協を許さない、そこが『マジカル頭脳パワー!!』の魅力です。

――1990年代の放送当時、印象に残っていることをお聞かせください。
警視庁主催の「ピーポくんフェスタ」というイベントで『マジカル頭脳パワー!!』をやってほしいという依頼があったんです。東京ドームに行って、マジカルのチームが進行と演出を手掛けて“マジカルバナナ”をやりました。その時もやっぱりこのチームはすごいプロ集団だなって思いました。テレビ業界の最高峰の人たちがそろっていたところに、私はたまたまいさせていただいて、本当にいい仕事をさせていただいたなと思っています。

――当時、苦労されたことはございましたか。
ハイヒールを履いて毎回長時間の収録に臨んでいたので、椎間板ヘルニアになりました。当時はハイヒールを履くと背の高さが板東(英二)さんと同じくらいか私の方がちょっと高くなってしまうので、常に板東さん側の肩を、少し下げていたんです。そういう姿勢を長時間していたら腰を痛めてしまって。苦しいという意味での苦労は、特にはなかったですね。すごく作り込む番組でもありましたが同時に、その場のライブ感を大切にしてくれて。台本通り進めなくても面白いことが引き出せたらいいと、自由にやらせてもらえていたので楽しかった思い出しかないです。

――好きだったクイズはありますか。
“超瞬間お手上げクイズ”は面白かったですね。“マジカルシャウト”もですが、常にスタッフと所さんとの戦いでした。所さんは、本当に天才的な読む力があって、スタッフもそれをわかっているので逆のことを考えるんですが、その逆の逆を読んでくるんです。だから所さんが早押しで正解すると、フロアで、ディレクターが、「ああー」ってひっくり返っていて。あれがもうたまらなく面白かったですね。どのクイズも印象に残っていますが、その所さんとスタッフのやり取りが印象に残っています。

――当時、最高世帯視聴率31.6%。その大ブームを当時どのように感じられていましたか。
当時は忙しくて、世間の反響はあまり覚えていないのですが、同時期に『THE・サンデー』という報道情報系の仕事もしていて。取材に行った時に、「マジカルの永井美奈子さんね」と名前と顔を知っていてくださっていたので、すごく取材に入りやすかったです。後から聞いた話では、巷ではマジカルバナナのお姉さんって言われていたらしいですね。

――今振り返ってそのブームをどのように捉えられますか。
31%も見てくださっていたということは、家族みんなで見てもらえて、翌日学校でそれが話題になっているクイズ番組だったんだなって。今は同じ番組をみんなが見たり、みんなが知ってる歌や流行りものとかがない時代なので、ありがたいですね。

――ずばり、永井さんにとって『マジカル頭脳パワー!!』とは。
妥協することを許さず、究極のものを目指すことを教えてくれた番組です。まだもっとできる、面白くなる。そういうことを教えてくれた番組です。

――今回、山里亮太さんとMCを組むことが決まった時の感想をお聞かせください。
本当にうれしかったです。ご本人もご存知だと思いますが、すごいファンなので。

――視聴者に今回の見どころをお願いします。
クイズ番組はいろいろあると思いますが、エンターテインメントとして楽しませるクイズ番組、その最高峰を目指しているチームが制作していますので、ぜひご覧ください。所さんがパネラーという立場で出るのは、まずマジカルでしかないので、その所さんと山里さんの掛け合いも楽しみにしてください。
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