ライアン・ゴズリング主演のSF映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』2026年日本公開

2025/07/02 06:50 

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『プロジェクト・ヘイル・メアリー』2026年、日本公開決定

 映画『オデッセイ』(2015年)の原作小説『火星の人』の著者として知られるアンディ・ウィアーのSF小説を、ライアン・ゴズリング主演で映画化する『PROJECT HAIL MARY』が、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の邦題で2026年に日本で公開される(配給:ソニー・ピクチャーズ)。

【動画】映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』US版予告(字幕入り)

 原作小説は2021年5月の刊行直後、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト1位を獲得。ロサンゼルス・タイムズやウォールストリート・ジャーナルなどでもベストセラー入りを果たし、わずか半年でミリオンセラーを達成した。

 マイクロソフト創業者ビル・ゲイツが選ぶ「2021年に読むべき5冊の課題図書」、バラク・オバマ元大統領の「2021年のお気に入りの本」にも選出され、科学専門家からも「号泣必至」と推奨されるなど、高い評価を受けた。

 日本では同年12月に早川書房から刊行され、「第53回星雲賞」海外長編部門を受賞。さらに小島秀夫、佐久間宣行、星野源ら著名人の推薦が相次ぎ、SNSでも「ネタバレに遭う前に読んでほしい」という口コミが拡がるなど、“ネタバレ厳禁”の話題作として注目を集めた。

 本作の映画化を最も熱望したのは、主人公を演じるライアン・ゴズリング本人。刊行前の原稿を読んで夢中になり、読み終える前から「この物語を映画化するなら“彼ら”しか考えられない」と、『スパイダーマン:スパイダーバース』でアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したフィル・ロード&クリストファー・ミラーの監督起用をスタジオに働きかけた。

 その情熱が実を結び、ロード&ミラーが正式に監督として参加。ゴズリング自身もプロデューサーとして名を連ねるほか、「スパイダーマン」シリーズ成功の立役者であるエイミー・パスカルもプロデューサーに加わった。脚本は『オデッセイ』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたドリュー・ゴダートが担当した。

 公開されている予告編は、中学校の科学教師ライランド・グレース(ゴズリング)が宇宙船内で昏睡状態から目覚める場面から始まる。なぜ宇宙飛行士ではない一介の教師が宇宙にいるのか。記憶を取り戻すうち、自分が“ヘイル・メアリー計画”に参加していることを思い出す。それは、太陽系を滅亡に導く破滅的危機から地球と人類を救う、まさに“イチかバチか”のミッションだった。宇宙で孤独なミッションに挑むグレースだったが、危機に挑んでいたのは、彼ひとりではなかった──。

 ポスターには、宇宙船ヘイル・メアリー号の窓から宇宙を漂う“何か”を見つめるライアン・ゴズリング演じるライランド・グレースの姿が描かれている。


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