日経平均、一時500円超下落 関税交渉の早期合意困難との見方受け

2025/07/02 11:20 

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 2日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落し、下げ幅は一時500円を超えた。トランプ米大統領が日本との関税交渉の早期合意は困難との認識を示したことが嫌気され、輸出関連株を中心に取引開始直後から売り注文が広がった。

 午前10時現在は前日終値比315円93銭安の3万9670円40銭。

 トランプ氏は1日、記者団に対し日本との関税交渉について「合意できるか分からない。疑わしい」と話し、合意できなければ高関税を課す可能性を示唆した。この発言を受け、東京市場では日米交渉の行方が不透明になったとの見方が強まり、高関税による経済への懸念が拡大した。【山口智】

毎日新聞

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