経済同友会・新浪氏「踏み込み弱い」 参院選に向け各党政策評価

2025/07/01 20:50 

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 経済同友会は1日、参院選(3日公示、20日投開票)を前に、各政党の政策への評価を発表した。新浪剛史代表幹事は記者会見で、各党とも「中長期の国家ビジョンや社会像を提示している点は評価できるものの、課題解決に至るまでの政策的道筋の一貫性、構造改革への踏み込みは弱い」と総括した。

 2024年6月時点で国会議員を5人以上擁していた7政党が対象。目指す日本の将来像や課題への対策を問う同友会からの公開質問状に対する回答、選挙公約などを参考に評価した。

 40年までに名目国内総生産(GDP)1000兆円を掲げる自民党と、同じく35年までの実現を掲げる国民民主党には、達成への具体的な政策を求めた。財政規律を重視する立憲民主党、社会保障の歳出改革を求める日本維新の会には、社会保険料や税負担など財源論に更に踏み込むことを期待した。【加藤美穂子】

毎日新聞

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