「ひとだんらく」は間違い… “正しいコトバ”を届けるために奮闘するテレビ局員

2025/11/03 17:34 

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2日放送『MBSマンスリーリポート』(C)MBS

 きのう2日朝に放送された『MBSマンスリーリポート』(毎月第1日曜)は、放送で「正しいコトバ」を届けるために奮闘する「用語委員」を特集した。公式YouTubeで配信されている。

【動画】MBSテレビの取り組み 正しいコトバを届けるために~「用語委員会」の裏側

 同番組は、MBSテレビの番組について、毎月開催される番組審議会で出た意見や提言について報告しているほか、 特集コーナーでは、視聴者に「放送」についてより広く深く知ってもらうため、「放送局のシゴト」を掘り下げ。今回の特集は、放送で「正しいコトバ」を届けるために奮闘する「用語委員」を紹介した。

 同局では、全社員に対して、毎月「ちょっと待って!そのコトバ」というタイトルの用語月報が、全社員にメールで送られてくる。放送での、言葉に関する間違いや、ふさわしくない表現などについてまとめ、それぞれについて解説しているもので、これを発行しているのが「用語委員会」となる。

 古川圭子アナウンサーを中心に、読み方はこれでいいか、適切な言葉か、表現として正しいか、さらに、誰かを傷つけていないか、不快な思いをさせていないか、実際の事例や社内外からの指摘をもとに、リモートを含め、20人以上が参加する会議が毎月行われている。

 「いちだんらく」を「ひとだんらく」と言う間違いは、これまでも頻発。かつては「竪穴式住居」「リアス式海岸」だったものが、今は「竪穴住居」「リアス海岸」と、時代と共に変化したものもある。

 単純な言葉の間違いはもちろん、言葉や表現が、誰かを傷つけていないか、不快な思いをさせていないかにも気を配る。さまざまなケースがあるため、古川アナは「マルバツじゃなく、ちょっとみんなどう思う?こう言われたらどうかなと考えて、という提案提起をする形にしている」と言う。

 マスコミ各社が集まる「用語懇談会」では、いま「赤ちゃんポスト」という言葉についての議論が活発にされているという。

 「茶道(さどう) 裏千家家元」「忙しいママにうれしい冷凍おかず」――これらの表現は放送では使わないが、その理由は…。


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