「第三の花粉症」に注意、鼻・目だけじゃない“肌のヒリつき・喉のイガイガ”…飛散量増加でSN…

2026/03/19 10:00 

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その肌の不調、花粉のせいかも?

 3月、例年以上の猛威を振るう花粉シーズンにおいて、従来の「くしゃみ・鼻水・目のかゆみ」 といった定番の症状とは異なる不調を訴える人が急増している。SNS上では「#花粉症皮膚炎」 というワードがトレンド入りするなど、鼻や目以外の部位に現れる「第三の花粉症」とも呼べる症状が大きな注目を集めている状況だ。飛散量が「非常に多い」とされる2026年特有の傾向について、専門家の知見を交えて詳報する。

【図解】いつもの薬が効かない!そんなときの対処法

■ SNSで話題「#花粉症皮膚炎」…その不調、実は花粉が原因かも

 現在、SNSでは「顔が熱を持ってヒリヒリする」「風邪ではないのに、喉の奥がイガイガして声が枯れる」「肌が荒れて、いつものスキンケアですら違和感がある」といった、これまでの花粉症のイメージを覆すような不調の声が相次いでいる。これらの多くは、大量に飛散した花粉が「皮膚」や「喉の粘膜」に直接付着し、刺激やアレルギー反応を引き起こすことで生じる「花粉症皮膚炎」などの症状と考えられている。

 実際の医療現場でも、2月の連休明け以降、こうした「鼻・目以外」の不調を相談する患者が増加傾向。オンライン診療を提供するクリニックフォアにおいても、当事者から切実な声が寄せられている。

 30代女性の患者は、「例年は鼻の症状だけでしたが、今年はとにかく顔のかゆみと赤みが気になり受診しました。オンラインで医師に肌の状態を確認してもらい、今の自分に必要な外用薬を提案されたことで、納得感を持って対策を始められました」と語る。また40代男性の患者も、「熱はないのに喉のイガイガが続き、不安になって受診。医師から『喉の粘膜への花粉の付着による影響』という説明を受け、今の体調に合わせたお薬を処方してもらいました」と、自身の変化について明かした。

■ 放置すると悪化? 医師が意外な花粉症状のメカニズムを解説

 なぜ、鼻や目以外に症状が出るのか。専門医による解説では、以下の3つのメカニズムが指摘されている。

1. 【皮膚】バリア機能を脅かす「花粉症皮膚炎」
乾燥や摩擦でバリア機能が低下した肌に花粉が入り込み、炎症を起こす。頬や首など露出部に症状が出やすく、放置すると悪化する恐れもあるため、早期に医療用の外用薬(塗り薬)で適切に保護・炎症ケアを行うことが重要だ。

2. 【喉・気管】「喉のイガイガ・咳」
鼻詰まりによる口呼吸の増加で、喉の粘膜に花粉が直接付着する。これが違和感や咳の原因となる。放置すると気管支まで影響が広がるリスクもあるため、適切な診断が推奨される。

3. 【全身】異様な「だるさ・倦怠感」
大量の抗原(花粉)にさらされることで生じる免疫反応や、症状に伴う睡眠の質の低下は、強い倦怠感をもたらす。飛散量が多い日ほど「なんとなく調子が悪い」といった全身の不快感が出やすい傾向にある。

 このように様々な症状が出てくる花粉症。それだけに、「これって花粉症?」「何科に行けばいいのか」と迷うことも多いだろう。その場合、自身の症状に合わせた窓口選びがスムーズな診察の鍵となる。

 くしゃみ・鼻水・目のかゆみなど「一般的な花粉症状」があり、いつもの薬を確保したい、あるいは花粉症に特化した診察を希望する場合は、「オンライン花粉症・舌下免疫外来」が推奨される。一方で、肌荒れ、喉の違和感、倦怠感など「複合的な症状」がある場合や、不調の原因が花粉なのか判断がつかない場合は、「オンライン保険診療」を選択するのが賢明だ。内科・皮膚科・アレルギー科などの視点から、医師が総合的に診察・処方を行うため、より安心感を得られるだろう。

 外出すること自体が花粉へのさらなる暴露を招き、症状を悪化させる懸念がある今シーズン。物理的な接触を避けつつ、専門医の診断を受けられるオンライン診療を活用するのも現代的な選択肢の一つといえる。

 「2026年の大量飛散において、花粉症対策は『鼻・目』に留まらないトータルケアが求められています。ピーク時期は地域により異なりますが、スギだけでなくヒノキも含めると、4月中まで続く飛散シーズンを乗り切るためには、早期かつ適切な対策が不可欠。『これくらいで受診してもいいのか』と躊躇せず、外出によるさらなる花粉暴露を防げる『オンライン診療』を賢く活用してください」

 もはや「鼻と目だけ」の問題ではない、2026年の花粉症。肌や喉のちょっとした違和感を見逃さず、医療機関を活用しながら、長期化する飛散シーズンを乗り切りたい。
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