FRB利下げ見送り 議長「中東情勢、米経済への影響は不透明」

2026/03/19 11:02 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米連邦準備制度理事会(FRB)は18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を3・5~3・75%で維持することを賛成多数で決めた。金利据え置きは2会合連続となる。中東情勢の緊迫化を背景とした原油価格の高騰を踏まえ、米経済や物価の影響を慎重に見極める必要があると判断した。

 同日公表された最新の経済見通しによると、2026年末の政策金利は3・4%(中央値)で、25年12月の前回見通しを据え置いた。現在の政策金利の水準を起点にすると、年内に0・25%の利下げを1回実施すると予測される。

 パウエル議長はFOMC後の記者会見で、原油高を念頭に「中東情勢が米経済に及ぼす影響は不透明だ」と指摘し、「影響の範囲や持続期間を判断するには時期尚早だ」と述べた。

 燃料価格上昇などを通じて物価上昇(インフレ)を加速させ、消費や雇用を冷え込ませるリスクもあると説明した。

 投票権を持つ12人のうち、トランプ大統領が指名したミラン理事が0・25%の利下げを求めて金利据え置きに反対した。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

国際

国際一覧>