『向田邦子賞』に『シナントロープ』の此元和津也氏 お面姿で会見「感謝の気持ちです」
ハンバーガーのお面を被って登場した此元和津也氏 (C)ORICON NewS inc.

【写真】選考委員・第19回受賞者の大森寿美男氏
漫画『セトウツミ』で知られる此元氏だが、脚本家としてもテレビアニメ『オッドタクシー』で熱狂的な支持を得た。都合により、リモートで参加となった此元氏は「この度は名誉ある賞をいただき、ありがとうございます」とあいさつし「スタッフさん、キャストさん、関わっていただいた皆さん、ありがとうございます。感謝の気持ちです」と話した。
会見にはオンライン&顔出しNGのためハンバーガーのお面を被って登場。1982年度に始まった『向田邦子賞』でも初めてのできごとという。此元氏は「友だちに作家だと言ってない」という理由から顔出しNGだそうで「今さら言えなくなった」とぶっちゃけ。選考委員の坂元裕二氏から「友だちは此元さんを何だと思っているんですか?」と問われると此元氏は「自営業です」と明かしていた。7月に行われる授賞式は代理か、お面での出席を検討しているそう。次作の構想も明かし、「割と人が死なないヤツ」と明かし、笑いを誘っていた。
受賞理由は「深夜営業でありながら、入り口は広く明るく、メニュー豊富なアイデア料理の店のような作品である。人と人が話す、それだけでドミノが倒れるように物語が飛躍していく様は言葉の活劇であり、会話劇の理想であった。愚かなはみ出し者たちを同じ目線で、その魅力をまるごと引き受けて描いていく筆致は向田邦子賞にふさわしく、ここに賞する」という内容だった。
『向田邦子賞』は、故・向田邦子氏のテレビドラマにおける偉業を忍び、その名前を永く放送界に記録するとともに、テレビドラマの脚本の質的向上、発展を目指す。対象は、毎年4月1日から翌年3月31日までに、原則として放送されたテレビドラマの脚本を対象とし、その作家を表彰する。選考は、毎年4月の下旬に選考委員会を開き、前年度の作品を選考し、発表する。本賞は特製万年筆、副賞は賞金150万円となる。
■此元和津也氏プロフィール
2010年漫画『スピナーベイト』で漫画家として活動をスタート。2013年に連載開始した『セトウツミ』は、映画、テレビドラマ化された。漫画以外の領域へも活動の場を広げ、2019年『ブラック校則』(日本テレビ、映画、Hulu)で脚本家デビュー。おもな脚本作品は、テレビアニメ『オッドタクシー』、劇場アニメ映画『ホウセンカ』など。現在、週刊ヤングジャンプ(集英社)で漫画『カミキル-KAMI KILL-』(原作)を連載中。
■選考委員(敬称略)
大森寿美男、岡田惠和、大森美香、井上由美子、坂元裕二
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