全米で異例の快進撃 低予算ホラー『オブセッション 災愛』が『E.T.』以来44年ぶり快挙

2026/06/02 23:10 

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ホラー映画『オブセッション 災愛』(7月17日公開)場面写真 (C)2026 Focus Features LLC.

 YouTube出身の新鋭監督カリー・バーカーによるホラー映画『オブセッション 災愛』が、全米で歴史的な快進撃を続けている。製作費100万ドル未満の低予算作品ながら、公開からわずか17日間で全米累計興行収入1億570万ドル(約160億円)を突破。製作費の100倍を超える驚異的なヒットを記録し、ホラー映画界に新たな旋風を巻き起こしている。

【動画】映画『オブセッション 災愛』特報

 本作は公開初週末に1720万ドルを記録し、『Michael/マイケル』『プラダを着た悪魔2』に次ぐ全米週末興収ランキング3位でスタート。その後、SNSや口コミを中心に評判が広がり、公開2週目には2390万ドルを記録。前週比約39%増という異例の伸びを見せ、『スター・ウォーズ/マンダロリアン&グローグー』に次ぐ全米2位へと浮上した。

 そして、公開3週目で前週からさらに数字を伸ばし、週末興収2700万ドル超えを記録。『スター・ウォーズ/マンダロリアン&グローグー』を逆転。初登場1位の『Backrooms(原題)』に次ぐ、2位となった。

 クリスマス公開作品を除くワイド公開(全国公開)作品で、公開2週目・3週目の週末興収が前週を上回るのは、1982年公開の『E.T.』以来、実に44年ぶりの快挙。公開後に週末興収を伸ばし続けるケースは非常に珍しく、とりわけホラー映画としては異例の推移だ。

 全米での大ヒットを受け、バーカー監督は「全米公開でここまで大きなヒットとなったのは、さすがに予想外でした。自分の映画の興行成績をリアルタイムで追う経験は初めてでしたし、その過程自体が楽しかったです。不安や緊張も含めて、その“ジェットコースター”を味わうことに興奮を感じました」とコメント。

 続けて「ここまで成功するなんて、まさに誰にも予想できなかったと思います。信じられない状況ですが、できるだけ地に足をつけていたい。スマホの電源を切ってしまえば、普段通りの生活に戻れるので、『何も変わっていない』と言い聞かせています」と語った。

 主人公ベアを演じたマイケル・ジョンストンも「人生でずっと夢見ていた瞬間が訪れたような気持ちです。作品を愛してもらえて本当にうれしい」と喜びを語り、ニッキー役のインディ・ナヴァレッテも「まさかここまで大きなことになるとは思っていませんでした。本当に信じられません」と驚きを隠さなかった。

 あわせて解禁された場面写真には、本作のテーマである“愛が災いへと変わる瞬間”を象徴するシーンが収められている。血に染まりながらも恍惚とした笑みを浮かべるニッキーの姿は、愛情が執着へと変貌していく恐ろしさを印象づけるもの。愛するがゆえに暴走し、誰にも止められなくなっていく感情の行き着く先を描いた本作は、従来のホラー映画とは一線を画す“ネオ・ロマンティックホラー”として話題を集めている。

 日本では、7月17日より東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。

■全米の記録的な大ヒットを受けて のコメント

▼カリー・バーカー監督
 全米公開でここまで大きなヒットとなったのは、さすがに予想外でした。自分の映画の興行成績をリアルタイムで追う経験は初めてでしたし、その過程自体が楽しかったです。不安や緊張も含めて、その“ジェットコースター”を味わうことに興奮を感じました。ここまで成功するなんて、まさに誰にも予想できなかったと思います。この映画は、前例のないような数字を出したのです。

 でも、私自身できるだけ地に足をつけていようとしています。本当に信じられない状況です。今では外を歩くだけでも、以前よりずっと多くの人に声をかけられます。もっとも、この4年間くらいは、時々街で気づかれたり、写真を頼まれたりするので、結構慣れてはいたのですけれど、(『オブセッション 災愛』の公開以来)まったく別次元となったのです。

 しかし、正直、部屋にこもって自分の作業をして、スマホの電源を切ってしまえば、普段通りの生活ができます。自分でも、「何も変わっていない」と自分自身に言い聞かせるよう心がけています。

▼マイケル・ジョンストン(ベア役)
 人生でずっと夢見ていた瞬間がやってきた感じです。実際にその瞬間が来て、「えっ、本当に起きているの?」と思うような。みんながこの作品を愛してくれて、本当にうれしいです!この映画のために、僕たちはみんな、本当に一生懸命仕事をしました。その努力が認められたように感じています。

▼インディ・ナヴァレッテ(ニッキー役)
 最高の気分です。正直、こんな大きなことになるとは思っていませんでした。ここまでヒットしたなんて、すごく素敵です。本当に信じられないことです!
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