ポケモンカードのプレイ競う、AIエージェント開発の大会開催 チェス・将棋・囲碁のような最適…

2026/06/16 20:12 

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ポケモンカードのプレイ競う、AIエージェント開発の大会開催

 ポケットモンスターをプロデュースする株式会社ポケモンは16日、株式会社松尾研究所、およびHEROZ株式会社と共催で、世界最大級のデータサイエンスプラットフォーム「Kaggle」上で、AIエージェント開発コンテスト「ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge(日本語略称:ポケカABC、英語略称:PTCGABC)」を開催することを発表した。第一ラウンドは「シミュレーション部門」と「ストラテジー部門」の2つの部門で構成されており、本日20時から8月17日8時59分まで参加を受け付ける。

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 大会は、16言語、90以上の国と地域で遊ばれているポケモンカードゲームの対戦を対象としたAIエージェント開発コンテスト。参加者はポケモンカードゲームで対戦するAIエージェントを開発・構築し、他の参加者が開発したAIエージェントと対戦させ、その強さを競う。

 戦略性の高いポケモンカードゲームを新しい楽しみ方で体験する機会を提供することを目的としており、第一ラウンドは2026年6月16日(火)20:00(日本時間)より開始し、第二ラウンドは2026年末以降を予定。第一ラウンドのストラテジー部門の成績上位8チーム、第二ラウンド成績上位2チームにはそれぞれ賞金が授与される。

■AIの、ポケモンカードゲームへの新しい挑戦
 チェスや将棋、囲碁といった「完全情報ゲーム」は、AIの可能性を証明する重要な試金石として、AIの発展において重要な役割を果たしてきた。

 一方、ポケモンカードゲームは、山札や相手の手札など、カードが公開されない「不完全情報ゲーム」の一つ。タイプ相性に加えて、数千種類を超えるカードの組み合わせから生まれる奥深い戦略性を持っている。

 熟練したカードプレイヤーは、あらゆる可能性を考えながら、カードをプレイ。カードの引きやコイントスといったランダムな要素も複雑に絡み合うため、AIが最適解を導き出すことは挑戦的な課題といえる。

 本大会では、提出されたAIエージェントが、プレイヤーが対戦中に直面するこれらの様々な課題にどのように対処していくか、ポケモンカードゲームの新しい楽しみ方を開拓することを目指している。

■「Kaggle」プラットフォームでの開催
 ポケモンカードゲームに詳しくない方も含め、世界中の関心のあるAI開発者、研究者、エンジニア、学生まで、幅広い層からの参加を募集。第一ラウンドは機械学習のデータサイエンスプラットフォームである「Kaggle」上で開催される。

■3社によるサポート体制
 Kaggle上で実施される第一ラウンドは、Kaggle Inc.が主催、株式会社ポケモン、HEROZ株式会社、株式会社松尾研究所の3社が共催として企画・運営。

■賞金および開発支援
 ポケモンカードゲームの戦略研究に挑む参加者の情熱と技術革新を支援するため、第一ラウンドおよび第二ラウンドで以下の賞金が贈られる。

<第一ラウンド>
シミュレーション部門
※シミュレーション部門では賞金は提供なし。

ストラテジー部門
1位から8位:$30,000(各チーム)
上位8チームへ第二ラウンドへの出場権
※ストラテジー部門への参加には、シミュレーション部門への参加が必須。

<第二ラウンド>
優勝チーム:$50,000
2位チーム:$30,000

第二ラウンド出場者全員対象
第二ラウンド出場者各個人:Google Cloud クーポン$3,000分

■シミュレーション部門
期間:2026年6月16日(火)20:00(日本時間)~2026年8月17日(月)8:59(日本時間)
 シミュレーション部門では、各チームは開発したAIエージェントをKaggle上に提出。各AIエージェントはKaggle上で継続的な自動対戦を行う。順位は、Kaggle独自のレーティングシステムを使用し、リーダーボード上でリアルタイムに決定される。

■ストラテジー部門
提出期間:2026年6月16日(火)20:00(日本時間)~2026年9月14日(月)8:59(日本時間)
 ストラテジー部門では、シミュレーション部門での結果に、デッキの独創性やAIエージェントの開発にかかる工夫などが評価項目として加わる。最終提出期限の後、約2週間の評価期間を経て公式な最終順位が決定。上位8チームが第二ラウンドに招待される。

■株式会社松尾研究所技術顧問 松尾豊
 今回のプロジェクトは、ポケモンカードゲームにおいてAIが意思決定を学習するという、新しく挑戦的な取り組みです。AIによる意思決定の学習は、囲碁や将棋などのゲームの世界ではよく行われていますが、ポケモンカードゲームのように「不完全情報」の状況下かつ、多様なカード効果やランダマイズ要素が絡むゲームにAIを適用した事例は、世界的にもほとんど例がありません。

 ゲームの楽しさを活かしつつ、AI開発者や研究者が最新のAI技術をどのように活用できるかを探る機会を提供し、世界中のファンにポケモンカードゲームをこれまでとは異なる形で体験してもらうことを期待しています。

■HEROZ株式会社代表取締役CEO 林隆弘
 今回、株式会社ポケモン様、株式会社松尾研究所様と共に開催する「ポケモンカードゲーム AI Battle Challenge」は、AIとエンターテインメントが融合することで生まれる新たな可能性を世界中の研究者や開発者に体感していただける舞台です。

 単なる技術コンペティションにとどまらず、観る人にとってもワクワクし、AIと人間の知恵のぶつかり合いをエンターテインメントとして楽しめる大会にしていきたいと考えています。AIがカードをどう読み、どう戦略を描くのか。 その瞬間にご注目下さい。
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