なぜ起こる?子どもやペット車内に残し「キー閉じこみ」 日なたでエアコン停止→90分後の車内…

2026/07/16 07:05 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

運転席の車内温度 推移比較

 JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は14日、昨年8月の1ヶ月間に出動した「子どもやペットを車内に残したままのキー閉じこみ」の件数を公表。車内熱中症事故予防を呼びかけている。

【動画】「リアル音響…」水没車両→脱出(360度VRで体験)

 クルマのキー(鍵)を車内に置いたままドアをロックしてしまい、鍵が車内に取り残されてしまう状態のことを「キー閉じこみ」という。インロックやインキーなどとも呼ばれる「キーの閉じこみ」は、JAFロードサービスの救援要請のなかでも上位に入るほど、発生件数の多いトラブルとなっている。

 2025年8月1日~8月31日の1ヶ月間、JAFが出動した「キー閉じこみ」の救援のうち、子どもやペットが車内に残されたままであったケースは全国で194件だった。現場での聞き取り調査によると、閉じこみの原因には「子どもをチャイルドシートに乗せ、運転席へ回る間に施錠された」「ペット(犬)が誤ってロックボタンを押した」などがあった。

 JAFが2025年9月に実施した日なたと日陰(立体駐車場)における車内温度変化の比較検証では、日なたに駐車した場合、エアコン停止後わずか5分で運転席の車内温度が38℃に達した。90分後には53℃に達し、暑さ指数(※)は「危険」レベルを大きく上回った。この結果からも、子どもやペットを車内に残すことは危険であることがわかる。
※暑さ指数:人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい「湿度」「日射・輻射など周辺の熱環境」「気温」の3つを取り入れたもの。

 「少しの時間だから」「寝ているから」などの理由で子どもやペットを車内に残したままクルマから離れることは、車内熱中症を引き起こすおそれがあるとし、「天候や気温、エアコンの使用状況にかかわらず、絶対に子どもやペットを車内に残して離れないでください」と呼びかけた。

 なおJAFは、日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクトの2026年度協力団体として、熱中症防止を啓発している。
ORICON NEWS

エンタメ