福岡元副議長「議長に500万円渡した」 現金授受の証言5人目

2026/07/15 17:50 

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 福岡県議会の複数の正副議長経験者が就任前、自民党県議団幹部らに現金を渡したと証言した問題で、新たに別会派の元副議長が毎日新聞の取材に応じ、「就任前に500万円を手渡した」と証言した。現金を渡した相手は「県議会のドン」とされる自民党県議団の重鎮、蔵内勇夫議長だったという。これで現金授受の証言者は5人目となった。蔵内氏らは「事実無根」と否定し、主張が真っ向から対立しているが、疑惑が一層深まった格好だ。

 元副議長によると、就任前に蔵内氏と会って500万円を直接手渡したという。当時、過去の副議長経験者からも多額の現金授受があったと聞かされていたとし、「上納金のイメージだった」と述べた。他にも宿泊を伴うゴルフ代や飛行機代など100万円超を負担したという。

 「不正なカネの出し入れで、こういう職に就くのはおかしいと思っていたが、流れに逆らえずのみ込まれた」と振り返り、「慣習をやめる勇気があれば、その後の議員が犠牲になることはなかった」と後悔。「自民党会派だけの問題ではなく、県議会がまっとうなものにならないといけない」と語った。

 疑惑を巡っては、自民党県議団時代に議長を務めた吉松源昭(もとあき)県議(現在は少数会派所属)▽同県議団所属の元副議長、江藤秀之県議▽同県議団所属の元議長▽民主県政県議団で副議長を務めた元県議――の4人が現金を提供した事実を証言していた。

 一方、自民党県議団の幹部らは疑惑を強く否定。蔵内氏は「事実無根であり、強い憤りを覚える」とのコメントを出した。県議会は全議員87人を対象とした第三者による聞き取り調査を実施するとしている。【池田直、宗岡敬介、井土映美】

毎日新聞

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