「納税額減らしたいとの身勝手な考え」 宮崎麗果被告に有罪判決
経営する会社の法人税など約1億5700万円を脱税したとして法人税法違反などに問われた人気インフルエンサー、宮崎麗果被告(38)=本名・黒木麗香=に対し、東京地裁は15日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑・懲役2年6月)の有罪判決を言い渡した。佐々木公裁判官は「納税額を減らしたいとの身勝手な考えから犯行に及んだ責任は重い」と述べた。
脱税を手助けしたとして法人税法違反ほう助などに問われた知人の北島義彦(53)と相羽友介(45)の両被告をいずれも懲役8月、執行猶予3年とし、相羽被告には罰金900万円も科した。
宮崎被告は美容関連商品をインスタグラムに投稿し、商品の販売量に応じて企業から報酬を得る「アフィリエイト広告」と呼ばれる事業を展開。大衆の消費行動に影響を与えるインフルエンサーとして女性を中心に支持を集めていた。
判決によると、宮崎被告は2021、23、24年の確定申告で、自身が社長を務める広告会社「Solarie(ソラリエ)」(東京都渋谷区)の所得約5億円を圧縮し、法人税など約1億2600万円を免れた。22年2月~24年1月にはソラリエが支払うべき消費税を適正に納めずに約3100万円を脱税した。一部について、北島被告は宮崎被告に手法を指南し、相羽被告は架空の領収書を発行して手助けした。
判決は、宮崎被告が架空の領収書の謝礼として相羽被告に計1180万円の報酬を渡していたと認定。「一定の計画性を備えていた」としつつも、宮崎被告が事件後に会社の会計処理を適正な体制に整えたことなどを考慮し、刑の執行を猶予した。【菅健吾】
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