省庁×エンタメ作品のタイアップ中止が相次ぐ 『ラヴ上等』、映画『ママがもうこの世界にいなく…

2026/08/24 18:08 

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省庁×エンタメ作品のタイアップ中止が相次ぐ

 省庁とエンタメ作品とのタイアップが、相次いで中止となった。法務省×『ラヴ上等』に続き、厚生労働省×映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』のタイアップも中止が発表された。

【画像】法務省と『ラヴ上等』コラボポスタービジュアル

 法務省は、同省保護局が推進する「更生保護」と、Netflixリアリティシリーズ『ラヴ上等』シーズン2とのコラボポスターなどを公開していたが、8月21日にタイアップを取りやめると発表した。

 同作は、日本初・ヤンキーの男女たちが血気盛んに繰り広げる純愛リアリティショー。壮絶なバックグラウンドを持ち、日本各地から集まった元不良の男女が、本能むき出しでぶつかり合いながら、恋愛や友情を通して“生き直す”姿を描く。

 一方、厚労省は24日、映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』とのタイアップ中止を発表。ポスターなどについて「本タイアップによる情報発信によって、がんと向き合っておられる患者さんやご家族等の皆様に対し、不快な思いをおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 同作は、当時21歳だった遠藤和さんが、ステージIVの大腸がんと診断されながら、一分一秒を大切に生きた夫婦と家族の姿を描く。

■Netflixの「『ラヴ上等』シーズン2」とのタイアップについて(全文)

この度、法務省保護局において、「更生保護」の取組とNetflixリアリティシリーズ「『ラヴ上等』シーズン2」とのタイアップを行ったことについて、様々な御意見をいただきました。

更生保護は、国と地方、保護司など民間ボランティアや団体が協力し、地域社会の中で犯罪や非行から立ち直ろうとする人を指導・支援することにより、新たな被害者も加害者も生まない社会をつくる取組であり、もとよりその過程において、その人が行った行為を肯定したり、その責任を曖昧にしたりするものではありません。

犯罪によって被害に遭われた方々の尊厳や心情に十分配慮することと、犯罪や非行をした人が自らの責任と向き合い、再び犯罪に及ぶことなく社会の一員として生活していくことを支援することは、いずれも安全で安心な社会をつくるために欠かすことのできないものと考えています。

今回のタイアップについても、犯罪や非行そのものを肯定したり、過去のこうした行為を美化したり軽視したりする意図はありませんでしたが、犯罪被害に遭われた方々から見れば、不快感や割り切れない思いを抱かれるのではないかといった御懸念や御批判を多くいただきました。また、民間ボランティアの方々を含め、これまで更生保護に御協力をいただいてきた方々から御心配の声をいただいていることも併せて真摯に受け止めるとともに、「更生保護」の意義や役割を広く知っていただき、また、理解を深める機会になればとの当初のタイアップの意図を全うすることが難しい状況となっていることを考慮し、今後のタイアップについては取りやめとさせていただくことにいたしました。

なお、今回の判断は、この作品に出演されている皆様を始め、生きづらさを抱える方々が直面する困難や、過去に罪を犯した人の更生への取組を否定するものではないことを付言させていただきます。

この度のことも踏まえ、犯罪被害に遭われた方の心情等への十分な配慮と、犯罪や非行から立ち直ろうとする人の改善更生を支え再犯防止に取り組むことの双方を大切にしながら、その広報等の在り方について不断に検討し、更生保護の取組とその意義について、広く社会に知っていただけるよう努めてまいりますので、御理解をいただきますようお願いいたします。


■映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』とのタイアップ中止について(全文)

この度、厚生労働省がAYA世代のがん患者やご家族の皆様にご利用いただける制度への理解促進を目的として実施しておりました、映画「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」とのタイアップにつきまして、中止することといたしました。

本タイアップによる情報発信によって、がんと向き合っておられる患者さんやご家族等の皆様に対し、不快な思いをおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。

今回のタイアップは、AYA世代(Adolescent and Young Adult:15~39歳)でがんと診断されたご本人やご家族に向けて、ご利用いただける支援制度やサービスについてまとめたパンフレット「15歳~30歳代でがんと診断されたあなたへ がんの治療と暮らしを支える制度ガイド」の周知を目的として実施させていただいたものでした。

しかしながら、今回作成したタイアップポスターを都道府県がん診療連携拠点病院等という患者の方々が日常的に利用される場所に掲示することや、今回のタイアップにより制度周知を行うことなどについて、患者の皆様やそのご家族等への配慮に欠ける点があったと認識しております。

今回、全国の都道府県や都道府県がん診療拠点病院等に送付済みのポスターは回収し、掲示を中止するとともに、特設ページやSNS投稿等は削除いたします。

今後は、さまざまな立場の方々に十分配慮した情報発信を徹底し、このような事態が発生しないよう努めてまいります。
ORICON NEWS

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