トランプ氏とゼレンスキー氏が会談 決裂した2月以来の対面

2025/04/26 18:22 

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 トランプ米大統領は26日、フランシスコ・ローマ教皇の葬儀会場周辺で、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。ロシアのウクライナ侵攻を巡る米国の和平調停に関して協議したとみられ、ホワイトハウスは「非常に生産的な議論をした」と説明した。両氏が対面するのは、口論の末、ウクライナ国内の鉱物資源開発に関する協定の交渉が決裂した2月28日以来となる。

 トランプ、ゼレンスキー両氏は26日の教皇の葬儀に参列するため、バチカンを訪れていた。ウクライナメディアによると、会談は数分間だった。

 トランプ氏はロシアのウクライナ侵攻を巡る和平調停を進めており、今後の交渉方針などを議論した可能性もある。

 トランプ氏は25日公開された米タイム誌とのインタビューで、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島は「ロシア(支配下)にとどまる。ゼレンスキー氏も理解している」と発言。ロシア寄りの姿勢が目立つが、「和平は可能だ」と調停を続ける考えを示していた。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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