ベッカムさんにナイト爵位授与へ サッカーでの功績や社会貢献評価

2025/06/07 18:08 

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 英BBC放送は6日、サッカーの元イングランド代表主将デービッド・ベッカムさん(50)に、チャールズ英国王からナイトの爵位が授与されると伝えた。来週にも正式発表される見通しで、ナイトになると今後は「サー」の敬称を付けて呼ばれることになる。

 ベッカムさんは2013年に現役を引退するまで、イングランド代表として100試合以上に出場した他、プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドで活躍。BBCによると、こうしたサッカー選手としての功績に加え、12年のロンドン・オリンピックの招致活動や国連児童基金(ユニセフ)の親善大使を務めるといった社会貢献が評価されたという。

 17年にベッカムさんが爵位が得られないことへの不満を書いたメールが流出する騒動があったものの、十分な資格があると判断されたとみられる。

 ベッカムさんと王室とのつながりは深く、24年にはチャールズ国王が設立した慈善団体の「大使」に就任した。22年にエリザベス女王が死去した際には弔問のため、著名人であるにもかかわらず、市民と同じ行列に12時間以上並んで話題になった。

 ナイトの爵位は17年にノーベル文学賞を受賞した長崎県出身の英国人作家カズオ・イシグロさんにも授与されている。【飯田憲】

毎日新聞

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