イラン、戦闘終結で「侵略や暗殺停止」など5条件 米案と隔たり

2026/03/26 00:57 

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 イラン国営メディアは25日、イランが戦闘終結に向けた米国の提案を拒否し、「侵略や暗殺の停止」など5項目の条件を提示したと報じた。米側の停戦案とは隔たりが大きく、交渉は難航が予想される。

 イラン国営英語放送局プレスTVによると、イラン側の条件は、「侵略や暗殺行為」の完全停止▽戦闘再開を防ぐ仕組みの確立▽賠償金支払いの保証▽親イラン武装組織を含む地域全体の戦線での戦闘終結▽ホルムズ海峡で主権を行使する権利の承認――の5項目。

 イラン高官は「停戦は我々が考える条件と時期でのみ実現する」と強調。条件が満たされない限り「敵に大きな打撃を与える」と述べ、徹底抗戦の構えを示した。米国の停戦案については「過剰な要求だ」と批判した。

 一方、ロイター通信は別のイラン高官の話として、米国の停戦案に対するイラン側の受け止めは「肯定的ではない」としつつも、検討を続けていると伝えた。

 イスラエルメディアによると、米国が提示した停戦条件は15項目で、イランの核施設の解体やホルムズ海峡の封鎖解除、親イラン武装組織への支援停止などが含まれる。トランプ米大統領は23日、協議継続を条件にイランの発電所への攻撃を5日間延期するとしていた。

【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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