中国外務省「事件の徹底捜査を」 自衛官の大使館侵入巡り

2026/03/25 18:06 

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 東京都港区の中国大使館に自衛官が侵入した事件を巡り、中国外務省の林剣副報道局長は25日の記者会見で、「自衛隊員の管理や教育が不十分で、中国の大使館や外交官の安全を守る責任を果たしていない」と日本側の対応を非難した。

 その上で、「事件の徹底的な捜査を直ちに実施し、犯罪者を厳重に処罰するとともに、中国側に責任ある説明を行うべきだ」と求めた。

 林氏は、逮捕された自衛官が「大使に面会して意見を伝えたかった」と供述していることについて、「許可なく刃物を持って大使館に侵入し、大使と話し合おうとする前例があるのか」と批判。「『神の名の下に』中国外交官を殺害すると脅迫したことは争いのない事実だ」と強調した。さらに、今回の事件が「日本での極右思想のまん延や『新型軍国主義』の台頭を改めて示した」との認識も示した。

 警視庁によると、建造物侵入容疑で逮捕されたのは、陸上自衛隊えびの駐屯地(宮崎県えびの市)に勤務する3等陸尉、村田晃大容疑者(23)。大使館敷地内の茂みからは刃渡り18センチの包丁1本が見つかっており、村田容疑者が持ち込んだとみられる。【北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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