高裁、元少年の母親も賠償命令 監督義務を指摘 福岡・女性刺殺
福岡市の大型商業施設で2020年に吉松弥里さん(当時21歳)が刺殺された事件を巡り、遺族が加害者の元少年(20)=殺人罪などで受刑中=と母親に計約7800万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁は25日、元少年のみに計約5400万円の賠償を命じた25年3月の1審・福岡地裁判決を変更し、母親も連帯して同額を支払うよう命じた。松田典浩裁判長は「母親が元少年を監督する義務を怠らなければ、事件を防げた」と判断した。
刑事事件の確定判決などによると、元少年は家族から虐待を受けて育ち、両親の離婚後は母親に引き取られた。幼少期から粗暴性が表れ、少年院などへの入退院を繰り返し、20年8月26日に少年院を仮退院したが母親は引き受けを拒否。更生保護施設に入所した元少年は翌27日に脱走し、28日に殺人事件を起こした。こうした経過を受け、遺族側は母親にも責任があるとして提訴したが、1審判決は母親が元少年と同居していたのは約4年半前で事件は予見できなかったとし、母親への請求を棄却。元少年の賠償責任が確定する一方、遺族側は引き続き母親の責任を追及すべく控訴していた。
高裁判決はまず、最高裁判例に基づき、親の監督義務違反と未成年者の不法行為によって生じた損害との間に相当の因果関係が認められる場合、親も賠償責任を負うと指摘した。その上で、母親は施設職員とのやりとりを通じて元少年の問題を把握していた上、仮退院の際に身元の引き受けを拒否すれば暴力を誘発する懸念もあったとし、「元少年が他者に重大な危害を加える恐れを予見できた」と認定。元少年は当時15歳で義務教育の過程にあり、母親に指導監督義務があったのに「仮退院前後を通じ、(元少年に)一切の働きかけをしなかった」と批判した。
吉松さんの母親は判決後の記者会見で「間違ったことは言っていないと信じてきた。訴えが認められ、うれしい」と涙ぐんだ。遺族側の代理人弁護士は「施設への長期入所後も、親権者の指導義務があったとする判断は画期的だ」と判決を評価した。【栗栖由喜】
-
生成AIに聞いて市議会で質問→誤情報、議事録削除 愛知・犬山
愛知県の犬山市議会は23日、2月定例議会一般質問で、市議が生成人工知能(AI)で得た誤った情報を事実確認せず、そのまま質問したとして、該当部分を議事録から削除…社 会 4時間前 毎日新聞
-
千葉・習志野の保育園、職員の6割が一斉退職へ 市は対応を注視
社会福祉法人が運営する千葉県習志野市の認可保育園で、所属する保育士の6割に当たる18人が3月末に一斉に退職することがわかった。突然の大量退職で、保護者に不安が…社 会 4時間前 毎日新聞
-
男性刺され重体 23歳を銃刀法違反容疑で逮捕 茨城・つくば
25日午前0時45分ごろ、茨城県つくば市梅園のコンビニエンスストアで、店員から「男性客が背中を刺されたなどと言って、そのまま倒れた」と110番通報があった。県…社 会 4時間前 毎日新聞
-
反対派から否定的な意見続出 前橋市長公約、保育料半額の行方は
前橋市の小川晶市長が公約とした第1子(0~2歳)の保育料半額を実施するための条例改正案が、26日の市議会本会議で採決される。19日の常任委員会では否決されてお…社 会 5時間前 毎日新聞
-
亡くなった生徒の母「どうして脆弱な船に」 辺野古転覆で説明会
沖縄県名護市辺野古沖で修学旅行中の高校生ら計21人が乗った小型船2隻が転覆し、2年生の女子生徒ら2人が死亡した事故で、生徒が通っていた同志社国際高校(京都府京…社 会 5時間前 毎日新聞













