亡くなった生徒の母「どうして脆弱な船に」 辺野古転覆で説明会

2026/03/25 18:10 

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 沖縄県名護市辺野古沖で修学旅行中の高校生ら計21人が乗った小型船2隻が転覆し、2年生の女子生徒ら2人が死亡した事故で、生徒が通っていた同志社国際高校(京都府京田辺市)は24日夜、高校近くの同志社女子大で説明会を開いた。2年生の保護者らが出席。学校側は経緯を改めて説明し、安全管理体制の不備を認めて謝罪した。保護者らからは、学校の責任を問う質問が相次いだ。

 保護者説明会は25日も開かれた。いずれも非公開だった。

 高校によると、24日の説明会には約150人が訪れ、オンラインでも最大188人が参加した。説明会は2時間を予定していたが、質問が相次ぎ4時間近くまで延びた。

 24日の説明会の終了後、取材に応じた西田喜久夫校長は「安全への配慮、乗船を依頼するにあたっての調査が不足していた。誠心誠意謝るしかない」と謝罪。説明会では保護者らに「二度と起こさないようにします」と伝えたという。

 小型船が転覆する前の状況についても説明があった。スピードを出していた時があり、生徒が恐怖を感じていたことを明かした。

 小型船に教員は同乗せず生徒だけの乗船になったことに対して、西田校長は同乗予定の教員が体調不良で乗船できず「代わりの教員を乗せるといったプログラムの組み方が不十分だった」と釈明した。

 説明会には、亡くなった女子生徒の母親も出席していた。悲しみを押しこらえた様子で「娘をどうして脆弱(ぜいじゃく)な船に、チェックも無しに乗せたのか」とただした。

 西田校長は「平和学習の一つとしてプログラムが有効であると思っていたが、保護者が納得ができるような答えでないのは十分に理解している。結果として事故を起こしたようなプログラムを組んでしまったことには100%の責任がある」と述べたという。【鈴木健太郎、資野亮太】

毎日新聞

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