スーチー氏息子「生存の証拠示せ」 親軍政権の健康説明に反発

2026/07/14 07:02 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ミャンマー民主化指導者アウンサンスーチー氏の次男キム・エアリスさんは13日、母親は健康だとするミャンマー親軍政権の説明に対し、「主張は証拠ではない。生きているなら証拠を示してほしい」と反論する声明を発表した。

 親軍政権の外相を務めるティンマウンスウェ氏は12日、東南アジア諸国連合(ASEAN)外相との非公式会合で、スーチー氏の健康状態は良好と説明した。フィリピンのラザロ外相によると、「身内であり、姉のような存在だ。だから、われわれが面倒を見る」と述べた。

 親軍政権は4月、スーチー氏を刑務所から「指定された住居」に移したと発表したが、現在の居場所は明らかにしていない。

 エアリスさんは声明で、親軍政権がASEANや独立した第三者にスーチー氏との面会を認めず、家族との接触も拒んでいると指摘。「信頼は声明や協議ではなく、行動によって築かれる」と訴え、一方的な説明を進展と受け止めないようASEANや各国指導者に求めた。

 さらに「81歳の母が生きているかどうかさえ、いまだに分からない」と述べ、親軍政権に信頼できる形で生存を証明するよう求めた。

【バンコク小泉大士】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース