トランプ氏、イラン港湾を再封鎖へ 地下核施設への攻撃も示唆
トランプ米大統領は13日、自身のソーシャルメディアで、米軍によるイランの港湾封鎖を再開すると発表した。イランの港湾を使用しない船はホルムズ海峡を通過できるが、米国が通航料20%を徴収するという。
またトランプ氏は13日、米メディアのインタビューで「今夜も、明日も(イランを)激しく攻撃する」と主張した上で、イランが地下深くに核施設をつくっているとされるピックアックス山について「近いうちに攻撃するだろう」と述べた。
米中央軍は13日、イラン側への3日連続の攻撃を開始したと発表した。米イランの対立は激化する一方で、停戦の形骸化が進んでいる。
ホルムズ海峡を巡っては、イランが通航管理権があると主張し、事前に承認を受けなかった船などを攻撃。これに反発した米軍と攻撃の応酬となり、イラン側は海峡を「米軍の介入が終わるまで」封鎖すると主張していた。
米軍はこれに対抗し、6月18日から解除していたイランの港湾封鎖を今月14日午後4時(米東部時間)から再開すると発表した。
また、トランプ氏は投稿で、イランと関係のない船の海峡通航を認める代わりに「(米軍が)非常に不安定な地域で安全を提供するために必要なあらゆる費用」を請求すると主張した。
これまでは、海峡の管理権を主張するイランが通航料徴収の考えを示し、米国は国際海峡での通航料を認めない姿勢だったが、トランプ氏が「翻意」した形だ。ただ双方が海峡の「封鎖」を主張する状況で、船の往来は減少するとみられる。
イランのアラグチ外相は13日、X(ツイッター)で「米大統領の言うことはその通りだ。海峡を通過する船の安全を提供する者には、対価が支払われるべきだ」と米国の「翻意」を皮肉り、「20%は高すぎる。我々は公正(な価格)にする」と述べた。
イラン軍事当局の報道官は13日、トランプ氏の発言を受け「米国が海峡の管理に干渉することは許さない」と強調。米軍が商船などの航行を妨害した場合、「断固として対応する」と警告した。
アラブ首長国連邦(UAE)は14日、ホルムズ海峡のオマーン領海を通航していたタンカー2隻がイランの巡航ミサイルによる攻撃を受け、船員1人が死亡したと発表した。【ニューヨーク三木幸治、ニューデリー松本紫帆】
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