英国で初のAI担当相 バーナム新政権、米企業依存の低減目指す

2026/07/23 06:32 

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 20日に発足した英国のバーナム新政権(労働党)で、人工知能(AI)担当相が初めて任命された。AIの活用や安全対策などを所管していた従来の政務次官ポストを、閣議に参加する閣僚級に格上げした。AI開発で先行する米企業への依存度を低減させ、英企業の競争力強化を目指す戦略を担う。

 英紙フィナンシャル・タイムズによると、バーナム政権は「テクノロジー主権」を重視。米IT企業による英国内のデータセンターへの投資を呼び込んだスターマー前政権の戦略を見直す計画を進めている。米政府が6月に一時、米新興企業アンソロピックの最先端AIに対する輸出規制をかけ、世界に混乱が広がったことも背景にあるという。

 また、バーナム政権は、AIの普及で職を失う恐れのある労働者が新たな技能を身につける訓練を受けられるようにすることも検討しているという。

 AI担当相に任命されたのは、インド出身のカニシュカ・ナラヤン下院議員。米スタンフォード大で経営学修士(MBA)を取得した経歴を持ち、2024年7月の下院総選挙で初当選した。スターマー前政権では科学・イノベーション・技術省のAI担当の政務次官を務め、今回は事実上の留任となった。

 ナラヤン氏は任命後、X(ツイッター)で「各国にとって、AIを形作る側になるのか、AIによって形作られる側になるのかを決めるための時間は限られている。AIのあり方を決める上で英国の影響力を確保することに力を尽くす」と決意表明した。【ロンドン福永方人】

毎日新聞

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