米共和党大会開幕 支持率最低水準のトランプ氏、注目集めか

2026/09/10 10:12 

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 11月の米中間選挙に向けた共和党大会が9日、南部テキサス州ダラスで開幕した。トランプ米大統領は同日夜に演説。連邦議会の上下両院で多数派の維持を目指す共和党は、トランプ氏の支持率低迷で苦戦が予想されている。選挙戦が終盤に差し掛かる中、支持層の結集を促して選挙態勢の立て直しを図る。

 ◇中間選挙にらんだ党大会開催は初

 共和党が中間選挙をにらんで党大会を開くのは初めて。大統領選のある年の夏に実施して正副大統領候補を指名するのが通例だ。

 トランプ氏は8月に自身のソーシャルメディアで、党大会について「私たちの大いなる勝利と成功を祝って素晴らしい候補者たちを披露し、史上最も重要な中間選挙に備えるためだ」と説明。9、10日の両日とも登壇し、2日目は締めくくりの演説をする。バンス副大統領やベッセント財務長官ら重要閣僚も出席して演説する。

 イラン情勢の混迷やガソリン価格の高騰などを背景に、トランプ氏の支持率は最低水準に沈む。党大会では2024年大統領選で公約に掲げ実現した大型減税や強硬な不法移民対策に関して世論の注目を集め、追い風にしたい狙いがあるとみられる。

 ◇民主党を「共産主義者」と攻撃

 また党大会初日には民主党との政策の違いに力点を置き、「王道的な共和党の解決策」と「極端にリベラルな民主党の政策」という「米国の二つのビジョン」を明確に示すとしている。民主党の予備選で急進左派が穏健派を相次いで降して勢い付く中、トランプ氏は民主党を「共産主義者」と攻撃。経済成長や減税、国境の安全対策を推進する共和党と、共産主義化の推進や増税、法執行機関の解体を狙う民主党という構図があると主張している。

 ◇連邦議会選の候補欠席も

 米CBSニュースによると、党大会には連邦議会選や知事選の候補者ら100人以上が出席を予定している。トランプ氏は8日のソーシャルメディアへの投稿で、党大会の入場券が「完売した」と主張し、「皆が来たがっているが、ステージを確保するため」として、接戦区の候補者の登壇を優先すると強調した。

 だが、接戦が伝えられる連邦議会選の候補の欠席が目立つ。分断をあおると批判されるトランプ氏が「主役」となる党大会への参加は、得策ではないと判断した可能性がある。【ダラス金寿英】

毎日新聞

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