金密輸で稼げるから…本当は臓器摘出目的 台湾検察、7人を起訴

2026/09/10 20:04 

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 台湾の検察当局は9日、臓器を摘出する目的で被害者をだまして中国に運ぼうとしたとして、台湾人の男女7人を人身売買未遂罪などで起訴したと発表した。被害者1人当たり最高960万台湾ドル(約4700万円)の報酬を山分けするとの触れ込みでメンバーを集めていたという。

 検察や台湾メディアによると、被告らは2025年8月ごろ、秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」などを通じて、金の密輸をすれば稼げるなどと偽の情報を投稿。接触してきた被害者をだまして、船で中国に運ぶ計画だった。

 26歳の男性が中心的役割を果たし、23歳の女性が臓器の買い手となる中国側の人物と連絡を取り合った。被害者の1人は北部・桃園市内の住宅に監禁されたが、台風の影響で中国に向かう船が欠航。その後、被告らのグループ内で混乱が生じ、警察の捜査が及ぶのを警戒して被害者を解放した。ほかに2人がグループと接触したが、異変を感じて逃げたため無事だった。

 警察が別の事件を捜査中、携帯電話に残っていたグループの通話記録を発見して事件が発覚。被告らはアプリ内の会話で被害者を「子豚ちゃん」と呼び、「対岸(中国)で彼らが迎えに来る」などとやり取りしていたという。中国側の買い手の詳しい情報は明らかになっていない。

 台湾では臓器提供件数が比較的少ないことなどから、病気を抱える人が高額な報酬を払って中国で移植手術を受けるケースが少なくないとされる。【台北・林哲平】

毎日新聞

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