ネパール土石流、不明の日本人家族5人捜索続く 第2陣現地入り

2026/09/10 22:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ネパールと中国の国境付近で起きた大規模な土石流と洪水で行方不明となっている大阪の日本人家族5人の捜索を続けてきた日本政府の海外緊急展開チーム(ERT)第1陣が、約2週間の活動を終えて撤収を開始した。近く帰国する。第2陣は10日までに現地に入っており、日本人の情報収集を続ける。

 日本人5人は中国側からネパールに移動したことが確認され、土石流があった8月26日はネパールで宿泊予定だったとみられる。ERTの第1陣はベテラン2人が東京から入り、中国との国境から下流に広がる被災地や首都カトマンズを回った。避難所や遺体などの収容所で調査したが、10日正午時点で手がかりはない。

 ネパールと中国を合わせ、1400人以上が死亡し、日本人を含む5000人以上が行方不明のままとなっている。関係者によると、ネパール政府は多数の身元不明の遺体のDNA型を、各国から寄せられたDNAデータと照合する作業を始めたとされる。合致する可能性が高ければ、ネパール国内の親族や関係国などに連絡するとみられる。

 一方、ネパールでは発生から10日後に倒壊した建物から女性が救出されるケースもあり、外務省関係者は「最後まで希望は捨てない」と話す。【田所柳子】

毎日新聞

国際

国際一覧>

写真ニュース