ロシア「飛び地」孤立させれば核使用も NATOに書簡で警告

2026/10/01 20:32 

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 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は9月30日、ロシアが北大西洋条約機構(NATO)に対し、同国の飛び地カリーニングラードをロシア本土から孤立させようと試みれば、核兵器を含む全ての戦力を使用する用意があると書簡で警告したと報じた。複数の関係者の話としている。

 NATOのルッテ事務総長は30日、ブリュッセルであった安全保障の会議で書簡を受け取ったことを認めた。内容についての詳細な言及は避けたが、「NATOは防衛の同盟だ。ロシアにはウクライナへの侵攻をやめ、核による脅しをやめるように伝えた」と強調した。

 FTによると、ロシアの書簡は今週に送付された。NATOがロシアや飛び地に対して「危険で無謀」な方針をとっており、「直接的な武力衝突が起きるリスクが高い」と警告したという。

 カリーニングラードはバルト海に面しており、リトアニアとポーランドに挟まれている。両国の国境地帯「スバウキ回廊」(全長約100キロ)は飛び地とロシアの同盟国ベラルーシを結ぶ戦略的要衝だ。

 ロシアは、NATO加盟国による周辺での軍事演習や、バルト海の海底ケーブルなどの重要インフラを破壊工作から保護するための警戒活動に神経をとがらせているとみられる。

 NATOにとってもスバウキ回廊をロシアに制圧されれば、バルト3国が他の加盟国から陸路で分断されるため、東方防衛の重要地域と位置づけている。

 欧州は、ロシアが破壊工作や情報操作などの非軍事的な手段を組み合わせた「ハイブリッド攻撃」をエスカレートさせているとみて警戒を強めている。【ブリュッセル鈴木一生】

毎日新聞

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