公明、石井啓一新代表を承認 15年ぶりの代表交代

2024/09/28 18:54 

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 公明党は28日、2年に1度の定期党大会を東京都内で開催し、山口那津男代表(72)の後任として、石井啓一幹事長(66)の新代表就任を承認した。代表交代は15年ぶりで、任期は2年。

 党大会では新執行部の人事案も承認。幹事長には西田実仁選対委員長(62)が就くほか、若手・中堅の積極登用の観点から政調会長に岡本三成元副財務相(59)を、選対委員長に三浦信祐参院議員(49)を起用した。

 石井氏は党大会で、「最優先の課題は政治への信頼回復だ。不断の政治改革、国民本位の政策実現に総力を挙げる」と訴えた。来賓として出席した自民党の石破茂総裁は自公連立に関し、「共に助け合い、共に日本のために、この政権を維持するために全身全霊を尽くす」と述べた。

 石井氏は党大会後の記者会見で新体制について「全体的に党の体制、世代を若返らせることが重要な課題。今後の党を担う人材を育てていく」と狙いを語った。石破氏が早期の衆院解散・総選挙を実施する考えを示していることには「私どもは一番早いケースでもやれる態勢を今準備している」と述べた。

 自民、公明両党は30日にも連立政権合意を結ぶ予定で、公明側は自民の派閥裏金事件を受けた政治改革や、経済、外交課題に関する共通認識を盛り込みたい考えだ。【野間口陽、園部仁史】

毎日新聞

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