大阪・岸和田市長選が告示 前市長ら4人が立候補 4月6日投開票

2025/03/30 11:47 

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 女性問題を巡って2度の不信任決議を受けた大阪府岸和田市の市長が失職したことに伴う出直し市長選が30日告示され、失職した前市長を含む4人の陣営が市選挙管理委員会に立候補の届け出をした。市長選は4月6日に投開票される。立候補を表明していた政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)の陣営は、午前11時の時点で市選管に姿を見せていない。

 届け出を済ませたのはいずれも無所属で、新人で農業NPO法人代表理事の花野真典氏(46)▽新人で郵便局長の佐野英利氏(45)▽失職した前市長で3選を目指す永野耕平氏(46)▽新人で元高校教諭の上妻敬二氏(66)=届け出順。

 永野氏は不適切な関係を1年半続けた府内の女性から損害賠償訴訟を起こされ、謝罪して解決金500万円を支払う内容で2024年11月に和解した。翌12月、所属していた大阪維新の会から離党勧告の処分を受け、離党した。

 市議会が1度目の不信任決議を賛成20、反対4で可決したのを受けて議会を解散し、市議選が今年2月2日に投開票された。選挙後初めての市議会で2度目の不信任決議が、出席した市議23人全員の賛成で再可決され、永野氏は2月17日に市長を自動的に失職していた。【中村宰和】

毎日新聞

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