横浜強盗殺人 容疑者、「日給15万円以上」の投稿見て闇バイト応募

2024/10/24 20:23 

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 横浜市青葉区の住宅で住人の男性(75)が殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された自称個人事業主の宝田真月(まづき)容疑者(22)=千葉県印西市=が、「日給15万円以上」という誘い文句のアルバイトに応募したと供述していることが捜査関係者への取材で判明した。

 神奈川県警は、宝田容疑者が「闇バイト」で実行役を集めるグループに指示を受けて、事件に関与したとみている。

 宝田容疑者は10月15日ごろ、仲間と共謀して後藤寛治さん宅に侵入。後藤さんを殺害して現金約20万円を奪ったとして逮捕された。

 捜査関係者によると、宝田容疑者は事件の数日前にSNS(ネット交流サービス)で「ホワイト案件」「高収入」というキーワードでバイトを検索。「日給15万円以上」という見出しのついた投稿を見て応募し、指示役とつながったと供述しているという。

 宝田容疑者は、14日に指示役から横浜市青葉区の駅に行くよう指示され、自身の車で移動。駅と近くのコンビニエンスストアでそれぞれ若い男性を乗せ、計3人で14日夜から15日未明にかけて住宅に押し入ったと供述しているという。

 宝田容疑者は「車で事件現場に向かう途中、指示された内容から犯罪に加担することに気がついた」と説明。しかし個人情報を指示役側に渡しており、「危害を加えられるのが怖くて抜け出せなかった」と供述しているという。【宮本麻由、横見知佳】

毎日新聞

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