海に入って「セイッ」 60人が心身鍛える「寒稽古」 香川

2025/01/04 13:51 

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 どんな苦しいことも乗り越えられる強い精神を養おうと、極真空手中山道場(本部・香川県まんのう町)が3日、同県坂出市沙弥島(しゃみじま)のナカンダ浜で寒稽古(げいこ)を行った。香川と岡山にある計11道場の道場生ら約60人が、瀬戸内海で心身を鍛え1年のスタートを切った。

 精悍(せいかん)な道着姿の空手家たちは、まず全員で砂浜のゴミ拾いをした後、ランニングや腕立て伏せで体を温め、海の中へ。「セイッ」「押忍(おす)」と声を出しながら、波を蹴り上げた。

 香川県丸亀市立飯山北小1年の中村早希さん(7)は「海の中は、冷たかったけど楽しかった。稽古を頑張って、もっと強くなりたい」と新年の決意を語った。

 道場の副代表で、2024年11月に空手の全米大会で優勝した中山正純さんは「諦めない気持ちや向上心を常に持ち続け、心の鍛錬として寒稽古に臨んだ」と話した。【川原聖史】

毎日新聞

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