警察庁は３日、マイナンバーカードと運転免許証を一体化させた「マイナ免許証」について、運用開始の３月２４日から３１日までの最初の約１週間で、１１万７５８９人が取得したと発表した。マイナ免許証のみが４万４５４３人、マイナ免許証と従来の免許証の両方の保有者が７万３０４６人だった。

　この期間にあった免許の更新手続きは約４５万件で、一体化の手続きをしたのは２割に当たる約９万件だった。

　マイナンバーカードの有効期限が来て更新した場合、現行のシステムでは、免許情報は新しいマイナンバーカードに反映されない。このため警察庁は「マイナンバーカードの期限が近い人は、そちらを更新した後に免許証と一体化してほしい」と呼びかけている。

　警察庁は、免許情報が自動で引き継がれるシステムを今年の秋ごろまでに導入したい考え。【山崎征克】